キビスト(公文書館専門員)はどのような大学、及び学部を卒業した方に見込みがあるのでしょうか? 実際、アーキビストとという職業は日本で浸透しておらず、現時点では学芸員がその役割を担ってしまっていると言っても過言ではありませんが、美術館に務める場合と公文書館に務める場合とでは明確な区別があるのか?と思い質問させて頂きました。 私は現在高校二年生ですが、将来的には公文書館で働きたいと考えています。その際に必要となる知識や技術が学べる大学及び大学の学部をお教え頂きたいです。 また、アーキビストの役割は映像・文献・写真等の資料をデータ化、整理保存することだと思うのですが、例えばモノクロの映像・写真をカラー写真等にする技術は、やはり理系の工学的な知識が必要となりますでしょうか? 長文乱文になりましたが、質問をまとめます。 ①進路として公文書館を目指す場合、適切な大学・大学学部は何か。 ②採用の際、美術館と公文書館では明確な区別があるのか。 ③白黒写真→カラー写真に変える時に必要とされる技術は理系か。 支離滅裂な文章で恐縮ですが、公文書館等に詳しい方がいらっしゃれば、追加事項等も加えてお教え頂ければ幸いです。 宜しくお願い致します。
①多いのは史学系でしょうかね。もちろん学芸員の資格をとっておきましょう。 ②あります。「学芸員」と言っても、実際には専門分野によって色々です。美術館にもいれば、文学館にも、博物館(水族館や動物園、科学館も博物館の仲間)にもいます。学芸員の資格プラス専門分野が無いと意味が無いのです。美術系大学院卒の学芸員は、文書館や水族館では雇って貰えません。 ③世の中は、理系文系で分けられるものではありません。昨今は変換プログラムがあって、業者に依頼して変換をしてもらうだけです。学芸員的には、文理どちらのスキルも要りません。 質問者さんは古い資料を想定していらっしゃるかもしれませんが、文書館で増えていくのは主に新しい行政資料などです。年度末にリヤカーを引いて各課を回るなんて笑えない話もあります。目録がシステム化されていたり、画像DBをSaaSで公開しているところも結構あります。古文書が読めて、背景も含めて理解できるのと同時に、サーバの管理もするわけです。企画展示などの渉外やトークも学芸員の仕事です。 嘱託や臨時・非常勤職員の比率は高く、正規職の求人は非常に少ないです。 本気でなりたいのであれば、求人を求めて全国を渡り歩くとか、非正規をしながら何年も試験を受け続けるとか、そういう覚悟が必要です。 余談ですが、図書館の専門職は「司書員」ではなく「司書」です。こちらは学部卒が多いです。
私は公文書館の関係者ではありませんが、基本的に libpc3eさん のおっしゃる通りの認識です。以下はあくまでも余談範疇で。 そもそも就職の確率が低いにせよ学部卒でも可能性はあるとして、いまから、或いは学部在学中に、学習院大学のアーカイブス専攻の研究科や、日本アーカイブズ学会の情報は追っていると良いかと思います。一般公開の報告会や説明会もあるし、関連する論文など見ておくのも。
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