法律ガイドテーマ
職場でよくある退職のトラブル
退職についての法律ガイド。雇用主と労働者の間でよく起こる労働トラブルについて、法律の基礎知識の解説、判例や対処方法を紹介。
記事一覧
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- 退職時の法的な注意点について
- 注意しなければならないのは、労働契約に契約期間の定めがある場合です。契約期間満了時に退職するのであれば、問題ありません。契約期間の途中で退職したい場合、民法628条は退職には「やむを得ない事由」が必要であるとしています。
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- 依願退職と諭旨退職の違いについて
- 依願退職とは、労働者が退職をしたいと会社に申し込み、会社が承諾したという形態の退職の呼称です。一方、諭旨退職は懲戒処分の一つで、最も重い処分は懲戒解雇ですが、労働者に一定期間、自己の意思による退職を認める処分が諭旨退職です。
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- 退職届・退職願の受け取り拒否について
- 期間の定めのない労働契約の場合、労働者はいつでも辞職の意思表示ができ雇用者に到達すれば、一定期間の経過により労働契約を終了できます。退職届を受理してもらえない場合でも、別の形で雇用者に辞職の意思表示をして労働契約を終了できます。
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- 退職届・退職願の撤回について
- 退職届(辞職の意思表示)の場合、意思表示が雇用者に到達して効力が発生した後は、雇用者の同意がない限り撤回することができません。退職願(合意解約の申込み)の場合は、労働契約終了の効果が発生するまで、信義に反するなど特別の事情がない限り、撤回することができるとされています。
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- 会社都合退職と自己都合退職の違いについて
- 会社都合退職とは、従業員からの希望による退職ではなく、退職の原因が主に雇用主側にある退職のこと、自己都合退職とは、退職の原因が主に従業員側にある退職のことをいいます。それぞれのメリット・デメリットについて説明します。
<いつもと違うしごとも見てみませんか?>