航空自衛隊のパイロット養成課程は以下の通りです。 まず全員が、T7初等練習機による基礎教育。 (この過程で、規定時間内に所定の技能に達しなければ、パイロットへの道は閉ざされます) 次に、本人の適正に応じ、戦闘機要員養成として中等練習機のT4操縦過程へ進むか、輸送機・救難機・救難ヘリパイロットとしてT400練習機(ビジネスジェット)による基本操縦過程に進むか。 あこがれのウィングマーク取得はT4又はT400過程終了と共に授与されます。(民間の事業用操縦士免許合格が絶対条件) T4修了者は、その後高等課程として実際の戦闘機F15、F2又はアメリカでF16により高等教育が施され戦闘機搭乗員となります。 一方、T400修了者は、輸送機パイロットは美保基地へ、救難機(ヘリも含む)搭乗者は浜松へ進み、所定の教育が終了次第、各部隊へ配属されます。 以上のように、戦闘機と輸送機・救難機では、教育シラバスが全く違いうため、仮にT4過程の途中でエルミネートされた場合、T400課程へ鞍替えすることは、かなり難しいでしょう。 (早期警戒管制機のシステムオペレーターやRF4ファントムの偵察員の道は閉ざされていませんから、そちらへ進む場合もあります) ただし、ウイングマークを取得している場合は少し意味合いが違い、戦闘機過程で不適格でも、他の機体、捜索救難機・ヘリ等の中から、本人の適性に合った機体へ進むことは可能です。 (ただし、戦闘機過程から輸送機へ転向したと言う事例は、あまり聞いたことはありません) 戦闘機搭乗員は、ある種勝負師の世界ですから、部隊配備後、ファイターパイロットとして不適正と判断された場合も、救難等へ配置換えとなる場合もあります。 また、現代の戦闘機は高Gに晒される為、体のどこかに異常を来し、戦闘機を離れざるを得ない場合も同様です。(F15の場合は頸椎を痛める場合が多いと聞きます) その場合は、浜松等で機体の特性と操縦技法、救難法を学び、各部隊へ配置となります。 戦闘機搭乗資格は、自衛隊が保有する機体の中でも特に高度な物ですから、高等飛行技能有資格者と言う事で、他の部隊へ配置換えの際も、初歩的な訓練は全て省かれます。
昔は・・・そういう実例が多々でしたよ。 ファイター転換、F転(エフテン)の方が 多かったです。 が・・・しかし!、10年くらい前から、 ファイター・パイロットへの希望者数が 約30~40%も低下、その分は・・・ カーゴでの輸送機、ヘリコプター・操縦士 ヘリパイ、への希望者数が増加中です。 ですので・・・F転を希望しても、既に?。 輸送機 ヘリ・パイでの要員候補者自体 の希望者数が多いので、F転での枠数?。 自体は・・・かなり、難しい!、ですよ。 ま~F転での可能性が、0% ではない のですがね。 輸送機 ヘリ での各・適性と素質、資質 とか~将来性?。等も考慮をされるのでね、 人事面等ではね、 こればっかりは、毎年&その都度、変化を していますのでね、難しい!、ですよ。
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