現在高校1年です。 僕はもともと数学が好きで、数学を活かせる学部へ進学したいと考えています。 要するに、理学部、工学部への進学を考えています。 そこで質問があります。 理系に進学すると研究で忙しくなるとよく聞きます。 しかし、実際その学部で学んだ事を活かせる仕事に就職できる確立はどれ程なのでしょうか? 僕は天文学部にとても興味があります。その場合東大への進学が必須ですよね。 ただ、天文学部を経て、大学院から学者になれるのは毎年1人いるかどうかだと聞きました。 つまり残りの多くの人はその知識を活かすことの出来ない職に就いてしまうのでしょうか? 確かに自分の好きなことに4年間を費やせることは素晴らしいことかもしれませんが、 実際就職活動を行うときは、その4年間を活かせる就職先につけない人が殆どなのでしょうか? 僕は個人的に東大があまり好きではないので、 天文学部でなければ東工大を志望するつもりです。 一時はIT関連の職を目指していましたが、 あまりの業界の環境の悪さに今は考え直しているところです。 理系の就職の現状を教えていただけると幸いです。 工学系のkuzuさんを指名しておきながら、このような質問になってしまい申しわけありません。
私は工学と言ってまだ学生です。 希望就職先は大手ゲームデベロッパーを希望する者です。 研究職についているのは滅多にログインしない本物の地震系の人の方です。 回答を見ると昨日か一昨日ログインしてたようです。 多くの研究職がそうであるように彼は院生で教授の研究室に出入りし、 そこから大学附設の研究所にも教授のお手伝いという形で出入りしています。 院を出てそのまま研究所に入所するパターンでしょうね。 学生のうちは研究で忙しくなるというより、教授のお手伝いや小間使いの方が忙しく 自分独自の研究をしている時間はほとんど無いのが現状です。 仮に何か優れた研究結果を出したり発見したとしても、 それは教授の研究室ありきのことになりますから、 教授の名前を冠した研究チームあるいは研究室の研究結果として発表されます。 また、非常に優秀な学生が教授より優れた視点を持っていたとしても、 その教授がその学生の仮説なり論文なりを取り上げてくれるかどうか という問題もあります。 したがって研究者が本来の力を発揮したり研究に没頭できるようになるのは、 その小間使い期間が終わった後になります。 そして、その小間使い期間に挫折しない者や目の前の現実に負けない者で、 研究好きで最終的に優秀な論文を残した者が研究者として生き残ることになります。 勿論、大学院博士課程修了は必須です。 天文学の学者は毎年一人いるかどうかについては良く知りませんが、 天文学関係の仕事自体は様々なジャンルに分かれています。 しかし、そのいずれも採用人員が少数になります。 丁度いま、国立天文台で人材を募集していますが研究職の場合、 天文学またはその関連分野で大学院博士課程修了者、または それと同等以上の者で、採用にあたり提出リストは 履歴書、論文リスト、それとこれまでの研究業績、 研究業績の他に望遠鏡や観測装置に関する研究・開発・運用の実績、 観測所運用をリードしていくための抱負や方針に関する研究計画書などが必要になります。 よって、最初は院から大学附設研究所へ進み(ここまではスムーズ)、 その研究員時代に実績を積んでから天文台などへと移る方法と、 准教授や教授へと進む道などがスムーズな方法です。 勿論、大学には割り当てられる予算の都合による設備格差というものがあります。 まずは附設研究所が最も充実してるのは、通称旧帝大と呼ばれる国立大学になります。 研究員時代に優れた論文や実績を残せるならどこの大学でも構いませんが、 資料や論文が抱負で設備と教授陣がより整っており、 かつ附設研究所をもつ大学と言えば、東北大学、東京大学、京都大学になります。 大学時代に4年学んだことと異なる道に進むか進まないかは、 あくまで個人の意志と探究心の問題になると思います。 研究職にすすむのであれば大学院へ進学するのが一番スムーズであり、 あとは上記したように小間使いはありますが研究員すなわち研究者になります。 よって、広い意味で研究者というのであれば年間一人だけではないでしょう。 また、大学の教員や研究所の研究員、天文台以外にも 経産省や文科省関連の独立行政法人である研究所も 毎年それなりの人数で研究員を募集していますから、 ハードルの高い国立天文台よりは就職しやすいと思います。 東工大はいい大学です。 東工大にも理学部第1類・地球惑星科学科で天文学が学べます。 しかし、先ほど書いたように天文学関連の設備の面では 東北大学、東京大学、京都大学が優れています。 ただし、理工学の分野では東京大学に匹敵するどころか、 世界でもトップクラスの大学になるのが東工大です。 理系の就職率は低いと言われていますが、 特に東工大は首都圏の就職ではかなり強いです。 以下は参考程度に東工大の就職実績です。 ソニー、野村総研、パナソニック、富士フィルム、DoCoMo、 旭化成、東京電力、東芝、P&G、NTTコミュニケーションズ、 三菱化学、JR東海、東レ、任天堂、マイクロソフト、 NTTデータ、キヤノン、JR東日本、日立製作所、資生堂、 シャープ、旭硝子、花王、トヨタ自動車、三井化学、新日本石油、 日本IBM、本田技研、三菱重工など。 2012年の大学就職ランキングでは東工大は5位でした。 理系の就職状況は上の職種を見て分かるとおり、 公務員関連、広告業界、商事系企業、銀行、証券、保険、通信などが ほとんどありませんよね。 つまり、理系は専門課程なので就職の間口が狭くなるのです。 かといって、上記した企業各社は文系も同時に採用しますから 職種を選ばない文系の方が就職率は高くなり どうしても理系の就職率は全体では低くなります。 しかし、上述の例から判明するように理系大学の代表格である 東工大は、かなり高い就職率を誇っています。 これはすなわち、職種によっては理系は必ずしも不利にならない、 また職種を選ぶから理系の就職間口は狭くなり、 対文系比率では低い数値が出てしまうということを表していると思います。
とても参考になりました titech21848さん kuzu_sineyo_kasuさんもありがとうございました とにかく今は勉強頑張ります
>私は工学と言ってまだ学生です。↓ 日本語が少しへんですよ、kuzu_sineyoさんwww 質問者さんに通訳しますと、工学部といってもまだ学生の分際ですという意味だと受け取って下さい。 ちなみに、研究員のほうのkuzu_sineyoはこの回答をしてる人です→http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1098516520
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