どちらも性能差は殆どないでしょう。 値段はファナック の方が少し安かったと思います。ブラザーの方がラインナップは魅力的ですね。 ブラザーの不安な所はATCです。 あのツールポッドはいつか金属疲労で折れます。しかも、壊れる時は毎度ちょっとした事故です。ATC14本仕様なら、壊れる前に部品交換しない限り、14回壊れます。 ファナック は10年使っても、そんな壊れ方はしません。良く見るとATCの構造が似ているようで全く違います。 機械の可動部が少ないと、機械の故障は少なく、優れた設計思想だと思います。 ブラザーの最新機種ではこれを対策しているのかどうか。でも部品を強化しても構造的な問題は変わらないし、動作はモデルチェンジ毎に速くなるので、余計に負荷が掛かって、壊れやすくなるのではないかなと思っています。 ATCはマシニングセンタで1番複雑な動作ですから、どんなマシニングでもトラブルが出やすい部分になると思います。 とても個人的な意見ですが、ブラザーのATCが1番信用ないです。ATC時にツールポッドが折れると、工具ごと落下してワークに叩きつけられ、最悪はワークも工具もダメになります。壊れない工作機械はないと思いますが、工作機械でこういう事故みたいな壊れ方をするのは良くないです。 とは言っても、私の職場では最近ブラザーが増えています。機械の仕様と、商社との付き合いでブラザーです。 当たり前ですがメーカーの営業は良い事しか言いません、うちの場合は商社の方が正直に実際のところ教えてくれますね。所詮は30番テーパーですから剛性は限界がありますし、ファナックの方がサイクルタイムが早く出る事もあります。標準主軸で比べるとファナック ではできるのに、ブラザーは過負荷で止まってしまうという事も、あくまで過去の経験としてはありますので、主軸などの仕様決定も要注意です。特にカタログスペック付近で使うなら要加工テストでしょう。
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