東大文三を経てテレビ東京に就職できますかね？ 番組の制作・企画をやりたいです。 大学時代に映画サークルで作品をつくってたりするといいのでしょうか？

他の方も仰っていますが、学歴は重要視されません。 それから、制作・企画というのは全く違う分野です。 制作は、オンエアする番組を実際に作る制作現場のことで(アシスタントプロデューサー(AD)・フロアディレクター・ディレクターなど)、企画は、どのような番組や番組内のコーナーを作るかを決定する場のことです(プロデューサー・放送作家など)。 実際に自分が何をやりたいのか、もっと具体的に決まっていると尚良いと思います。 また、時間があったり予算が少しでもあったりするのなら、映画サークルで作品は作るべきだと思います。 たくさんの人が集まって、ひとつのものを作るということの大変さが少しは理解することができ、何より自分の力になるからです。 これは、やればやるほど自分の力になります。 ここで言う力というのは、明確な目標設定を持つ力、はっきりした自分の主張ができる力、人とのコミュニケーションを保てる力、臨機応変な対応能力などです。 それから、土臭い言い方になりますが、根性が身に付きます。 要は社会で生き抜く力です。 インディペンデント映画だと、予算があってもほとんどの場合「全てうまくいく」なんてことは滅多にありません。 しかし、逆にそれが良い経験なのです。 もし制作に入ったとしたら、各テレビ局は下請けの制作会社をたくさん抱えているので、そちらのADから始める場合もあるかも知れません。 私の友人にも多くいます。 この業界は、一見華やかに見えますが、裏方は本当に土臭い男社会です。 「東大」と聞いても、「頭が良いんだね」ただそれだけです。 上記に記したような生き抜く力がなければ、まず無理です。 だから、まずは作品を作ってみる経験はしてみた方が良いと思います。 そして、そこで経験したことや学んだことなどを、採用試験で堂々と主張できれば良いのではないでしょうか。 仮に採用試験がダメだったとしても、この世界は人脈が通用しますから(これは私の経験からですが)、「どうしても」この世界に入りたいのであれば、常にアンテナは張り巡らせておきましょう。 面接で落ちたけどコネで入社できた、というケースだって多々あります。 もちろんそういう人達もその後活躍しています。 最後に、「実践主義」的な面を持つと良いと思いますよ。