早稲田で政経以外でマスコミ行くならどこがいいですか？

別に早稲田の政経学部な限らず、新聞・テレビ・その他の通信局等に就職するための、有力な「資格」はありません。 基本的に言っておきますが主要大学の学生は、それなりに事前の様々な試験において基礎点数が高いと言うメリットがあるんです。さらに、応募文書などに書く志望理由などでも、コンパクトに的確な文章が書ける者と、そうではない者の違いはありますよね。それはね、実は「大学入学の偏差値」とほぼ並んでいるものです。 ですから、早稲田で言えば、政経学部がもっとも偏差値が高い訳ですから、それ以外の学部に有利性がある訳ではありません。 一般企業は、「人の能力」も重視します。例えば大学時代の「実績」や「経験」ですよね。しかし、マスコミ業界では、極普通の「実績」とか「経験」はほとんど評価しません。 私の会社の親会社であるテレビ局は、「通常の職員＝経理や庶務を担当」として２割～３割を採用します。即戦力になりそうな社員として３割～４割を採用します。では残りはと言うと、「いつか使えるかも知れない社員」を採用するんです。 ある時、私どもの会社は結構ムチャクチャな本ばかり出版していました。親会社は某テレビ局です。それを把握せず我社に応募してきた学生がいたんですね。彼は二流私学とは言え有名大学で成績も良く、ある歴史ある部のリーダーです。ですから、我社にはどうしても「もったいない」。しかし、応募の理由を聞くとね、「私は何の取り得もありません。ただ、耐久力と馬鹿力だけはあります。アマゾンでもエベレストでも１００キロの荷物を背負って付いて行きます。雇ってください。」と言うんです。 ウチは、すぐさまその情報をテレビ局に案内して、そちらに就職してもらいました。 可笑しいことに、暫くして、その局の「秘境探検番組」には、必ず一瞬ですが彼の姿が映っていたことです。「あいつ本当にやってんだなぁ」とか思い、時々局に行って彼の顔を見ると、「いやぁぁぁぁぁ、○○さんっ、今度はチュモランマですよ」なんて豪語しているんです。 ですからね、身の振り方次第です。学閥ガチガチの企業も未だにありますが、実力が優先される会社の方が今は圧倒的に多いでしょうね。