京阪電鉄や近鉄、JRなどにお勤めの方教えてください。 将来、電車の運転手や駅内勤務に携わる仕事に就くには、どのような高校・大学を目指せば有利でしょうか？ 現在そのような職業につかれている方はどのような。。

こんにちは、はじめまして。私は鉄道会社の従業員です。 早速ですが、鉄道会社という企業は下は高卒から、上は大卒、大学院卒まで幅広く採用している企業です。また、他企業とは違い、職種も旅客サービス部門の駅、車掌、運転士、車庫や操車場、検査所などで車両整備、線路や信号、踏み切りなどの施設保守、土木、電力関係など様々な職種があります。私は駅員、車掌、後に駅設備の美化、保守作業に従事ております。 進学、就職に関してですが、鉄道系の学校に行ったほうがいいという訳ではありません。運転士や車掌、駅員の殆どが文系の学校卒の方です。もちろん、私もです。理系などは専門知識が必要な土木、電気、建築関係の部門に行かれる方が多いですね。有利なのは鉄道に関係なく、大学進学率、就職が強い高校を選ぶといいと思います。過去に鉄道会社の就職した経歴があるとその資料に基づき、対策が立てやすく、また、それ以外でも就職関係のアドバイスも受けやすく、自分の活動に有利になるでしょう。しかし、知っているとおり現在、就職が難しい時代になっており、鉄道会社は特に安定企業といわれ、人気が高い職種の一つです。しかし、大学に進学した後でも就職が強いところに行けば、自ずと道が見えてくるでしょう。 何が大切かというと、学生さんでしょうから今の成績の向上と維持です。鉄道会社はすごく頭がいい人がほしい！って訳ではありません。向上的に勉学に励み、マナーをきちんと守る、時間通りに行動する人を基本に探しているのです。 鉄道会社の入社試験は主に算数から中学校、高校一年生程度の数学、国語（四字熟語、漢字の読み書き）、時事問題が出題されます。ですから、小学校から高校までちゃんと勉強すれば解ける問題ばかりです。それ以外に、ここが重要ですが、クレペリン検査（これは長さ４０ｃｍ以上ある長方形の紙に一桁の数字が紙いっぱいに書かれており、隣り合った数字を足し、その作業用量などを見て、性格判断するテストのこと）、注意配分、その他の性格検査が行われます。この検査は「冷静に、従順に作業ができる人材か？お客様に安心、安全に運行というサービスを提供できる人材か？」をみるのです。いくら筆記試験で満点を取ろうが、この様々な性格検査で引っかかるとお終いです。この検査の対策としては落ち着いて、程々がんばるしかないですｗｗ 私はよく鉄道会社に目指す後輩たちに申し上げることがあります。それは「自分を大切にすること。健康であること。人に優しいこと」を言っております。鉄道会社は運輸業でもあるし、サービス業でもあります。職場では人でやる作業なんて何もありません。様々な人と関わり、仕事に従事します。運転士も車掌もです。学生時代にちゃんと友人や先輩を大切にしている人はこのような現場に行っても、現場でも様々な人たちに助言をもらい、自分の仕事の形にしていくのが上手です。しかも、このようなところは入社試験の面接でも大きく見られるところです。人と人を関わりを大切にしましょう。次に健康ですが、鉄道は全力で頑張って給料をもらう仕事ではありません。時間通りに、服務に従事て、お客様に安全に、快適に利用していただくように努力する仕事です。そこには全力で頑張る必要はないのです。自分が作業ができる範囲で活動する体力の維持と健康管理に気をつけなければいけません。自分が不調で何かミスや事故を起こすと誰かが死ぬこともあるので、仕事の上では一番重要なのです。最後に人に優しくは、お客様のことをちゃんと考えられるか？です。小さなことでもお客様にとっては大きな問題かもしれません。それをちゃんと親切に、丁寧に対応しなければいけません。そこにも安全に、快適にご利用していただける要素が隠れているのです。ですから、周りに何か手助けできる優しい人がこの仕事にはぴったりかもしれません。 次に志望動機についてですが、よく「運転しなりたい！車掌になりたい！」と書いてあったり、面接で言う子がいますが、会社の人間からしてみたら「は？そんなものうちでもなくても、他社でもできるよね？なぜ、うちなの？」と思いますし、実際に言って、相手は黙ったままの子もいらっしゃいました。鉄道会社は「うちの会社でどのような働きをしてくれるのかな？どのようなサービスをしてくれるのかな？」と自分の会社のスローガンにあった人材を探しているのです。ですから、今のうちとはいいませんが、鉄道会社でどのような活動をしたいのか？その目的、会社に入った後の夢を考えることがいいかもしれません。 最後に給料についてですが、鉄道会社は他企業と比べて安いです。それでも、手取り15万から、職種など上げると20万、３０万以上いただけます。 将来、お子様が立派などこかの会社の鉄道マンになられることをとある会社の従業員として応援させていただきます。