IT業界にもヒエラルキーってあるんですか？ 私は建築・不動産業者なのでよくわからないのですが、例えば、ゲーム開発やWEB開発が花形で、企業向けデータベースづくりとかは地味とか。給与や難易度も知りたいです。

大規模案件は日立、富士通、IBM、NEC等の大企業が受注し、中堅企業がそれの2次請け、中小零細が3次請け、4次請けという構造です。 建設とあまり違いはありません。 ゲームはごく一部の成功者を除けば底辺、Webも外見は花形でも実質は底辺です。 データベース関連は一見地味でも、技術があればそれだけで食っていけます。 ただ、大規模案件を受注できる大手が何もかも優れているかと言うと疑問です。 特に技術面では下請け依存度が高いため、技術力ゼロに近い社員も多数います。 資格取得者の多さを前面に出す会社もありますが、机上の知識だけで取れるものが多く、技術の証明にはなりません。 前述の会社のどことは言いませんが、プロジェクト破綻を繰り返す会社もあります。 例えば某製造業向け案件では、元請の技術不足によりデタラメ設計が行われ、 そのデタラメ設計を元に下請けが開発したため、最終的には全く動作できず、破綻となりました。 下請けが設計のおかしさに気づいて指摘をしても、元請が技術不足で何も理解できず、そのような結果を招きました。 また一見すると収入面では良くても、年俸制で月残業100時間超が当たり前という所もあり、 時給換算するとはたして好待遇なのかどうか疑問な事もあります。 ---------- スーパー大手の多くは、管理職コースに乗る以外に生き残る道はないように見えます。 肩書きだけを見れば技術職でも、技術は初心者以下で、実質は下級管理職といった人が目立ちます。 そんな人が技術者の上に立ち、スケジュール管理や仕様策定にまで携わるので、ボロボロになる事も多いです。