違いは何か、とのことですが、利用者の側からすれば何の違いもありません。 例えばANKの便に搭乗すれば「この便はエアーニッポンの運行で・・・」とは言いますが、サービスや予約の方法、マイルの付き方など、基本的に全てがANAと変わりありません。 こうして分けられた経緯ですが、主な目的は効率化(経費の節約)に尽きます。 私も以前は子会社を分ける意味が何なのか良く分かりませんでした。 例えばRACなんて作らずに「JAL 沖縄離島事業部」なんか作って、JAL内部でやれば良いんじゃないの、と。 そのようにしない理由は大きく二点 1.人件費を浮かせる JALやANAの本体と子会社の社員では給料に二倍近い差があります。つまり、採算の低い地域は子会社の社員にやらせれば人件費が浮くわけです。 2.子会社に全てを任せることで、その地域に特化したサービスを行うことが出来る 例えば沖縄の離島なんてのは地域特有の気候・文化・客の思考なんかが非常に強いわけで、その地域はその地域の会社に任せれば良いということです。 企業側は「子会社の社員にやらせれば安く済む」なんて言えるわけもなく、上記「2」の地域に合わせたサービスを提供するため、と言う点を強調しがちです。 しかし、ANAグループのANKなんて社員が数千人もいてボーイングの小型機(737)を何十機も所有し羽田便も飛ばしている以上、「地域独特」とか言う小さな規模の会社ではありません。ANAのコスト節約会社でしか無いわけです。 異動出来るかどうかは分かりませんね・・・航空会社って 本体>子会社>受託会社 の差が異常なレベルで激しいですから、難しいのではないでしょうか。 ANAとANKでは給料に二倍近い差があるのは一部では有名な話ですし、(パイロットの年収で1500万円VS700万円とか)受託会社に対するテキトーっぷりはヒドいもんです。 例えば那覇空港の運営は別の会社に委託していますが、那覇空港のANAカウンターにはANA本体の職員は一人もいないのです。 つまり那覇空港で起きたトラブルは全て受託会社が被り、改善要望があった場合「ANAにお願い」するわけです。 羽田-那覇線は国内トップクラスのドル箱路線であるにも関わらず、「受託会社が全てやりやがれ」と言う姿勢なのですよ。 なんやら書きましたが、これはJALグループも全く変わりません。 そんなこんなでちょうどANA子会社連合がストライキを計画していますね。 私は飛行機も空港も航空会社も大好きな人間ですが、子会社イジメはやめてほしいもんです。。。
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