JTBについて教えてください。

①給料 「基本給＋職能給＋諸手当（家族・住居・通勤）」で構成。 基本給は入社数年で固定化されてベースアップ、定期昇給はなし。 「職能給」で賃上げ（賃下げ）を図る制度です。 勤続年数で給料があがらないので査定が低い年次が続くと給料は下がり続けることになります。 世間が思っている以上に低めの給与制度です。 ②ボーナス 「業績連動制」の賞与です。 その名の通り、業績により変動します。 良いときで年間4.5から5か月（＋1か月程度・決算賞与）、悪いときで年間1.5から2か月。 業界の特徴で海外での戦乱やテロ、流行性伝染病の急拡大、国内の大規模自然災害が起こると業績が一気に悪くなるなど外的要因を非常に受けやすいです。 アメリカ同時多発テロ、新型肺炎の流行、サブプライム問題、東日本大震災のあった年は悲劇的な賞与でした。 ③評価 年功制から成果制に切り替えた結果、昇給と昇格で差がつきやすくなっています。 成果を数値化しやすい営業部門は評価の幅が大きい一方、個人の成果が評価しづらい間接部門は幅が小さいです。 評価は①給料、②ボーナスに直結します。 成果制とはいえ、定額の原資配分であることで相対評価にならざるを得なく、評価制度そのものに矛盾が生じているのが実情です。 （全員が目標予算を達成しても全員が最高評価をもらえない） ④ノルマの有無 あります。 JTBでは「ノルマ」という言い方でなく、「目標予算」という表現をします。 ネットエージェントの台頭や競合他社との競争激化で環境は厳しいです。 ⑤転勤の有無と頻度 総合職社員はあります。 早い人は2年、3年サイクルです。 長くても一か所の事業個所にいるのは10年です。 ⑥男女比 約半々です。 ⑦残業 あります。 若年社員で月20時間から30時間程度。 中間管理職で月40時間から80時間程度。 ⑧有給休暇 あります。 労基法に基づいた日数付与です。 消化率は50%前後。 ⑨全体的な雰囲気 体育会のイメージをもたれる方がいらっしゃいますが、実際はおとなしい（草食系が）が多いように思います。 坊ちゃん、御嬢さんが多いような。 ⑩入社して良かったこと＆悪かったこと （良かったこと） 名刺が強い（合コンでモテます(笑)）。 金融機関や賃貸不動産の審査が通りやすい。 （悪かったこと） 仕事の時間、質に給与・賞与が比例しない（薄給激務）。 休みの日に携帯が鳴ることが多く、休日でも休んだ気がしない（営業系）。 転勤リスクがあるので持家購入に躊躇せざるを得ない。 ⑪就活を迎える学生に一言 イメージ先行で旅行業界を狙うと入社後にギャップに苦しみます。 業界、企業研究をしっかり行った上で就活を行ってください。