関西大学くらいの大学出て中小企業に勤めるより、高卒でトヨタ車体のラインの仕事してた方が給料いいですよね！トヨタ車体なんて大企業なんで福利厚生やボーナスもしっかりしてるし！

○日本の社会は能力主義社会ですので、高卒でも高校での成績が上位なら優良企業に就職が可能です。 また、高卒技能職だからと言って一生ライン工という事ではありません。単純労働は非正規社員で十分です。（単純労働者に対して高給は支払いませんよ。高卒技能職が高給を得るには、現場で修業してそれなりの技術者に成長する事が必要です。） ★注意：但し、同じ一流大企業に入社するなら当然ながら高卒技能職より技術系や事務系の大（院）卒総合職の方が高待遇です。 ○独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計」によれば、生涯賃金は男性の場合、大規模企業高卒正社員の方が中規模企業及び小規模企業大卒正社員より２千万円～５千万円ぐらい多いですよ。 逆に、同じ一流大企業の場合なら大（院）卒総合職の方が高卒技能職より生涯賃金（男性）が３千万円～４千万円多いでしょう。（ただ、高卒正社員なら大学の学費が不要） もっとも、一流大企業の大（院）卒総合職など一流大学レベルの学生でも相当難関ですよ。 それゆえ、普通の人レベルの学力なら高校新卒「指定校求人」で大企業に就職するのは賢い選択と言えるでしょうね。 ○福利厚生の大きな違い ※実例：年間休日 一流大企業：大体年休が１２５日以上。有休（２０日程度）は半強制消化。 中小企業：大体年休が１００～１１０日程度。有休（２０日程度）は病気や忌引き等特別な時ぐらいにしか取れない。 それゆえ、年間で見ると３０日ぐらい休みの日数が違ってしまう。 ○今は世の中、猫も杓子も「大学、大学」ですが、その陰で高校新卒「指定校求人」で大企業に就職して〔にんまり〕している人が多くいます。 私の知人には一流大企業の院卒総合職が多いのですが、高卒で同じ一流大企業に就職した人を見ると【上手くやったなあ…】と思いますよ。院卒と高卒では採用基準が全く違いますからね。