防衛省自衛隊事務官になるにはどのような大学の何の学部でどのような試験を受けたらいいですか？ 大学は行っておきたいです。 また、よければ仕事内容も詳しく教えていただきたいです。

まず、一昨年までは人事院が行う国家公務員採用試験とは別に防衛省職員採用試験が実施されていましたが、昨年から国家公務員採用試験からの採用が主体となりました。 その他に、一部、防衛省専門職員採用試験が行われています。 ですから、まずはこれらの試験に、合格する必要があります。 他の回答にもありますが、試験の種類と防衛省内の採用機関・仕事の対応関係を整理すると、次のようになります。 国家総合職 ① 事務系→いわゆる事務系キャリアで内部部局のみ採用 ② 技術系（行政系）→いわゆる上級技官で、いまは内部部局採用ですが施設整備や装備施設本部が主要な採用先です ③ 技術系（研究系）→技術研究本部で装備品の研究開発に従事する研究系の技官です 国家一般職（大卒程度） ④ 行政系→基本的には陸海空の部隊や省内の機関毎の採用で、人事、会計、調達、物品管理等の一般事務主体です ⑤ 技術系→上記と同じ採用先で、技術的な業務に従事します 防衛省専門職員 ⑥ 語学区分→部隊や機関で資料翻訳、通訳、在日米軍との渉外業務、語学教育等に従事します。 ⑦ 国際関係区分→情報本部のみの採用で、情報分析業務主体となります 一番募集数が多く、簡単なのは、一般職大卒程度の行政区分でしょう。 他の試験にも共通ですが、 ・基礎能力試験（教養試験） ・専門試験 の二本立てですね。 専門試験は、政治学、憲法、民法、行政法、経済原論が主要な出題範囲ですから、この分野をきちんと勉強できる社会科学系の学部が良いでしょう。 教養試験は普通科高校の全科目から万遍なく出題されるのに近いイメージです。 したがって、偏差値的に高くても、私立文系専願の3教科3科目タイプの大学受験勉強では、教養試験が弱点となることが良くあります。 ですから、できれば、国公立型でセンター試験を受験した方が良いでしょう。 もう少し具体的な採用関連の情報や業務内容は、 防衛省の採用情報HPから見られます。 → http://www.mod.go.jp/j/saiyou/