将来、大学を卒業して海上自衛隊幹部候補生学校に入学を希望する高３ですが、幹部学校の事がまったく分からないので、できれば卒業生または在校生の方に以下の事をお聞きしたいのですが

「一般幹部候補生」で海上自衛隊に入隊した者です。 「一般幹部候補生」採用試験の学科（１次試験）の出題レベルおよび出題科目は、大卒程度の一般教養（択一式）と専門科目（択一式および記述式）です。詳細については、防衛省の自衛官募集ＨＰ（http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/index.html）で確認してください。 面接で訊かれるのは、志望動機、転勤の可否、希望する専門職種などです。 ２次試験の小論文は、時事問題がテーマです。ニュースや新聞などを通じて、世の中の動きに普段から関心を払っておくのが一番の手です。 座学で各教科が終わるごとに試験が行われます。赤点が多い場合、留年となります。（そうなった場合、留年者の大半は退職します。） 一連の教育（座学と体育）や訓練（防火、防水、野外戦闘訓練など）、それに勤務態度などを通じて各人の勤務成績が幹部候補生学校卒業時に決定されます。 さらに、幹部候補生学校卒業後の練習艦隊での部隊実習でも勤務成績が付けられ、この成績も加味されて、各人の最初の序列（順位）が決定します。 幹部候補生学校と練習艦隊で付けられた序列は後々まで影響し、序列上位者は花形的な配置を経験します。（しかし、各人が自分の具体的な序列を知るのは１等海尉に昇任後です。） ３佐への昇任は序列上位グループから順に行われ、ここで始めて同期の間に差が出来ます。（１等海尉までは同期横並びで昇任します。） 「出来るだけ詳しく教えてくださる方を待っています」と言ってますが、受け身な上に他人にお膳立てしてもらわないと何も出来ない様なタイプに幹部自衛官は到底務まりませんよ。