防衛省の職員になるには、国家総合職、国家一般職、防衛省専門職員、防衛大という4つのルートがあると思います(他にもあるのであれば教えてください)。 そこで、疑問に思ったのですがそれぞれの入省ルートによってどのように地位が変わるのでしょうか? もちろん、総合職はキャリア官僚になると分かるのですが、一般職と専門職ではどちらが出世できるのか。給料に差はでるのか、防衛大卒の方が早く出世できるのか等、不明な点が多いです。 自分で調べろという意見はごもっともなのですが、現職の方や、お詳しい方がいらっしゃいましたらご教授ください。宜しくお願い致します。
国家総合>専門職>一般職の順です。 防衛大は、総合の昇任スピードと専門の昇任スピードの職員を合わせて採用(採用時はだれがどちらか誰も分かりません)するコースで、卒後5~10年ぐらいのうちに、総合相当か、専門相当かに分ける試験があります。 この試験、受けるかどうかは自由で、受けなければ専門相当です。CSとかCGSとかいう試験です。 これに受かれば国家総合相当待遇で昇任していきます。 では、国家総合や専門職員と、防衛大は何が違うのでしょうか。 それは職域の広がりが違います。 総合や専門、防衛大いずれも自衛隊員として防衛省本省や、地方組織である地方防衛局、総監部、協力本部などで働くポストがあるというのは共通しています。 違うのは、防衛大は自衛官でもあるということ。つまり陸海空自衛隊部隊で働く一般の自衛官と共通した尺度上の地位につき、階級があり(防衛大卒は一年の見習い期間が終わればみな幹部の階級です、諸外国で言う大尉や中佐、少将などの高官につきます)、部隊を率いる指揮官のポストや参謀のポストにも就くということです。 そのため、作戦を考える戦術理論教育とか、実弾射撃訓練とかもあります。つまり文武両道です。 CGS選抜者は異動の中で防衛省の役職につき、次により大きな部隊や艦隊の司令官になり、また防衛省に戻ってりより高い地位につき、国防全体に影響を与える、という人生を歩みます。 国家総合や専門は、部隊の司令官や参謀のような地位に就くことはなく、事務的行政的ポストの中で異動があり、地位が上がれば政治的影響を及ぼす地位につきます。他の省庁の官僚と違い、中堅職員を部員と呼ぶのは旧軍での呼び名を意識しているとも言われています。 本省では内局とよばれる行政部門で出世し、局長や審議官、事務次官などの高官を目指します。 ちなみに、防衛大は高3で決めないと行けませんが、一般大を卒業してから、総合や専門を受ける感じで、幹部候補生という採用枠で受けたら、防衛大卒と合流して、一年間の見習い教育を受け、同期として防衛大卒と同じ人事コースに乗れます。 防衛大卒と幹部候補生採用の人数比は1:1です。 他にも一般自衛官そのもので入隊するコース(一般隊員も防衛省職員です)など採用コースは多種ありますが、ご質問者様のイメージとは異なると思いますので割愛します。
国家公務員防衛省一般職(旧3種)より、国家公務員防衛省専門職(旧2種)の方が確実に出世できます。給料も高いです。 ちょっと、変な言い方ですが、防衛省職員(私服組)と自衛隊職員(制服組)はまったく違う、仕事、コースだと思ってください。
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