電通や博報堂といった広告代理店に勤務している方は動画編集とか仕事でされていますよね？

広告代理店に勤務している方で動画編集を”趣味”で行っている方は数百人に一人ぐらいはいると思います。業務では99.9%あり得ません。 企業の映像（TV-CM PR プロモーション）などは、映像制作プロダクションが制作しています。ただ、編集に関しては仮編集止まりで、本編集はポストプロダクション（大手ではIMAGICAなど)の編集室でプロの編集マンが行います。 広告代理店と映像制作プロダクションの関係は、クライアントから広告代理店が受注した映像がらみの仕事は100%制作プロダクションに依頼します。 映像制作プロダクションの一流どころは、一流企業の映像制作を担っていますので、広告代理店からの仕事が大半です。クライアントから直接受ける様な映像制作物は非常にまれで、ほとんどが中小企業の仕事です。つまり広告代理店を経由するほどの予算が無いものです。 映像制作プロダクションにはプロデューサーと制作進行がいるぐらいで、ディレクター、カメラマン、照明マン、スタイリスト、メイク、美術、大道具、出演者などのスタッフは、プロジェクトごと雇う形式です。したがって、撮影機材も照明機材もありません。編集設備はアマチュアが使うような仮編集用のPremiere ProとかFinalCut Pro、AVIDなどがある程度です。 ということで、業界の業務分けをご存じないと思いますが、 クライアント→広告代理店→映像制作プロダクション→ポストプロダクションと言う流れがあり、それにフリーのスタッフがかかわっているというものです。