航海士の仕事について質問です。 インターネットで見る限りだと、激務で奴隷のような生活を強いられ、早くに過労死する。 というようなことを見かけます、実際にはどのような仕事となっている

はじめまして。 現在海技大学校の学生をしているものです。 まず航海士の仕事についてですが基本的には ①航海当直（一日８時間（４時間二回）の当直） ②荷役（貨物船であれば。調査船等の特殊な船はありません） ③出入港作業 ④清掃作業 ①～③が主な内容ですね。 乗船期間は基本的に内航船（国内を走る船）は３か月乗船１か月の陸上有給休暇くらいの勤務体制が主です。 ただ同じ内航船でもフェリー（客船）になると乗船期間は短くなります。 たとえば１週間ほど乗って２日休みや、２０日乗って１０日休みとか。 まぁ乗船している間は当然海上なので携帯の電波が入らなかったり、買い物に行けなかったりなど束縛はありますが、乗船期間の間には積んだ貨物を下すための着岸が数回ありますので、その着岸した時にちょっとした上陸などはあるかなと思います。 このように乗船している間は確かに大きい束縛を受けますが、その分高い給料と長くて、まとまった有給休暇が貰えるので、その間にリフレッシュしちゃうという感じですね。 航海当直は２４時間を６分割して４時間毎に航海士を交替してやる形になっています。分け方は ０時～４時（一般にゼロヨンといわれる） ４時～８時（一般にヨンパー） ８時～１２時（一般にパーゼロ） １２～１６時（ゼロヨン。以下上記と同じ） １６～２０時 ２０～２４時 となっています。 なので例えば０時～４時の当直担当になればその時間に起きて当直（周囲の見張りや操船、気象観測、各船との無線のやり取りなど）をするという形になります。 自分の担当の当直時間外に入出港や荷役があると、寝る間を惜しんでの作業になるので辛いかなーとは思いますが、まだ私も経験はないので何とも言えません＞＜ｂ 仕事については以上です。 次に１級から６級まであるということについてですが、これは資格の話ですね。 航海士は１等～３等航海士までしかありません。 資格については １～３級→内航船と外航船（職員採用） ４級→内航船のみ（部員採用） ５～６級→これは論外といいますかｗ ※基本的に船関係の高校や短大を出ると４級の資格 大学を出ると３級の資格が貰えます。 この資格試験の詳細や、船関係の学校などについては、ちょっと調べたらすぐ出るので、長くなるのもあるので、省かせていただきます。 上の資格を持ってればその分だけ待遇は確かに良いです。 給料もちょっと変わってくるかと思いますねｂ もし航海士を目指してるのであれば、いまどのような高校にいらっしゃるのか分かりませんが 神戸大学や、海技大学校をお勧めします。 海事システム工学科はちょっと違う気がします。 もし船乗りになるとしてもそれは機関士のほうだと思いますので、 航海士になるのであれば、卒業時に ○級海技士（航海）が習得できる学校にされたほうがいいと思いますよｂ