例えば毎年100人大学の新卒者を採用する場合、上位大学、難関大学、または筆記試験、面接試験の上位者から100人採用するのではなく、基本はそうですが、いくら東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学出身者だけで100人を超えても100人採用せず、他の大学からも万遍なく採用すると聞いた事がありますが本当でしょうか。 色々な血(大学)から採用した方が、会社経営に良いからと聞いた事があります。 勿論採用人数は難関大学、上位大学は多いですが、中位大学、下位大学であっても、筆記試験、面接で良い学生は、採用枠を設けていると聞いた事があります。 地方の下位国立大学でも、そこの大学で学業が優秀で、面接も良ければ合格できるでしょうか。 それとも、企業によってはフィルターで落とされてしまうでしょうか。 実際どうでしょうか。
東証一部上場企業、大手製造業で新卒採用の最終面接責任者の経験の ある者です。 弊社も他の東証一部上場企業もほぼ同様だと思いますが、採用方法は ほぼ毎年同様に行われ、極めて明快です。 ❶理系の技術職が8割、文系の事務職が2割の割合で採用を行います。 ➋技術、事務ともに、採用する大学は明快に 国立は旧帝大のみ、私立は慶應、早稲田のみです。 これに技術は東京工業大、事務は一橋が加わります。 ❸技術職は、完全に指定校推薦での募集になります。 つまり、当該大学に1〜3名の枠を課してその枠の中で大学の学内で選抜 された学生が採用面接に進みます。ここでの期待は、学内選抜のとき、 ほぼ例外なく、学部での成績の良い者が選ばれているということです。 採用試験での選考方法は3つの方法によります。 1)一般面接(志望動機など) 2)口頭試問の技術面接(専門知識の試験とコミュニケーション能力) ホワイトボードが、4面用意されていて高等数学の問題を面接官の前で 解いてみせるのです。時間は2時間用意されています。 3)筆記試験(数学・英語・上級公務員試験様式問題) 正確な数字は述べられませんが、全員合格するわけでなく1)〜3)で期待 外れな人は不合格になります。 ❹事務職は他の企業と同様なフィルターで選抜します。 会社訪問でほぼ大学名で一次面接(担当者)を受けられる人が決まります。 人物本位とはいえ、弊社の採用基準は文系であっても学部での成績重視 というのが特徴かもしれません。 2次(課長)、3次(部長・重役)と勝ち残った人が採用になります。 筆記試験は技術と同様の英語と上級公務員試験様式問題を課します。 ❺最近の状況は上の❶〜❹で過不足なく採用が終わっています。 かつて、高度成長時代やスポット的に増員が必要になり、採用枠を拡大 する必要が生じた場合、技術職のみ、大学の枠を拡大します。 神戸大学、千葉大学などです。準旧帝大の位置づけです。 私立は上智、青学まで拡大したことはありますが、今はありません。 ご質問の「東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾 大学出身者だけで100人を超えても100人採用せず、他の大学から も万遍なく採用する」というのは、最近の弊社の状況ではありません。 100人に少々未達でも採用を終了します。実績のない大学から採用して リスクを冒すメリットがないからです。弊社の場合は業界最大手企業な ので少し採用が硬直化しているかもしれませんが、もう少し上場企業でも 採用枠をこれから拡大して会社規模を拡大していく企業は、そういう状況 もあるかもしれませんが、企業がしたたかなのは、採用した人のフォロー をしていて折角採用した人が期待外れの実績しか出せなかった場合、出身 校は技術職の指定校になることはのもう二度とないということです。 弊社の地方国立大やJMARCHの採用がなくなったのもそういう理由からで しょう。 「中位大学、下位大学であっても、筆記試験、面接で良い学生は、採用枠 を設けている」というのは、この低成長時代には希望的観測でしかありま せん。事務職などは、ネットでノミネートしても100社に1社程度しか、 面接にも呼んでもらえない現状では、有り得ないことです。 特に地方国立大はほぼノーチャンスでしょう。文系理系とも。 チャンスがあるとすれば、在京大学の私立、例えば、理系なら東京理科大 芝浦工業大学など方が100倍チャンスがあるでしょうし、文系ならMARCH 以上の大学です。 参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
まず大前提ですが、企業としてはさまざまな人材が欲しいということです。 そのため応募してくる全ての人を選考したいのが本音です。 うち(東証一部IT系)では面接は部課長クラスが日替わりで担当します。 採用する学生が偏らないようにするためです。 中堅以下だと採用数が少ないので難しい面もありますが、大手になればなるほどその傾向はあると思います。 一方で、最近はネットで気軽に応募ができてしまいます。そのためとんでもない人数を選考しなければなりません。集団面接などをやったりしますが、それにしても多い。 となると、どこかでフルイにかけなければなりません。 つまり書類審査ですね。 最近は一次審査を代行してくれる業者もあります。 学校名云々は、それで選別している企業もあるとは思いますが、結果的にそうなっているだけ、というケースも多々有ります。 元々優秀で努力したからS級大に入れたわけで、元々いいかげんだったからF級大にしか入れなかったわけですよね? 当然S級の在校生・卒業生は優秀な人が多いに決まっていますし、F級はいいかげんなのが多いに決まっています。 結果的に目隠しして選考したってS級の学生が多く選ばれることになります。 うちなんかは地方のあまりレベルの高く無い学校でも説明会を開いたりしています。 S級大生は確かに優秀なのですが、それが仕事につながるかというと別の話なので。 野球のドラフトみたいなもんで、ドラフト1位が活躍するとは限らないし、ドラフト外でも活躍する人は活躍しますよね。
特には思いつかないが、場合によっては、農場やその他の附属施設に配置になったときには、通勤に困るかもしれない。ちなみに、農場は、加古川から山の方に入った加西市にあ...
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