都道府県（警視庁含む）の高卒警察官がICPO(国際刑事警察機構)や、管区警察局、警察庁まで出世するのは不可能ですか？不可能であれば最大どこまで出世できますか？

こんばんは。 警察庁もその地方機関である管区警察局も国家公務員総合職でしか採用されないキャリアですから、都道府県警の警察官では、大卒でも高卒でも制度上出世と言いますか、なる事自体100%不可能です。仮になれるとしたら、都道府県警警察官(大卒)やりながら国家公務員総合職を受け直す方法だけです。 警察官の階級は以下の通りです。 ①警視総監(1人しかいない最高階級。警視監と同じく警察庁のキャリア組のみ)←②警視監(各都道府県警の各本部長。警察庁のキャリア組しかなれないので警察官は不可)←③警視長(ここまでは学歴関係無し。警察官の最高階級)←④警視正←⑤警視(警視以上は国家公務員)←⑥警部←⑦警部補←⑧巡査部長←⑨巡査 となっており、都道府県警警察官の最高位は③の警視長です。高卒でも警視長になれます(私の知り合いにいます)。しかし、警視長になれても、キャリア組である②の警視監が各本部長として各部のトップになりますので永遠に頭が上がりません。 ICPO(インターポール)警察官は、英語とフランス語がペラペラならば採用されそうな気がしますが、現在に至る迄実際に勤務しているのは、語学力がある警察庁からの出向者だけです。つまり、都道府県警警察官は採用されません。 『ルパン3世』の銭形警部は、確か、埼玉県警警察官で、ICPOに「ルパン専任捜査官」として出向していますが(所属は総務局国際協力部第1課)、もちろん現実的にはノンキャリアですのであり得ない話です。蛇足ですが、ICPO警察官には現地での逮捕権はありませんので、銭形警部は永遠にルパン3世を逮捕できないはずですが、しつこく逮捕しようとしています。