林野庁の採用区分の林業とはどんな仕事をするのでしょうか？

林業ということは三種ですね。主として全国の森林管理局および森林管理署（昔の営林署です）に配属され、国有林野事業職員として国有林の管理経営や治山事業を担当します。実際に伐木造材作業や土木工事を行うのは業者や作業職員ですので、全体の計画を立てたり、どのような工事が必要か調査し、設計し、入札を行い、工事の監督を行ったり、不法投棄監視や林道などの点検をおこなったりするのが主な仕事です。 チェーンソーや刈払機、重機などを使うことはありませんが、腰鉈・腰鋸・造林鎌を携えて地下足袋で道なき道を歩くことはあります。 林野庁は一種～三種のいずれも技術系（一種農学３、二種林学、三種林業など）採用が圧倒的に多い省庁ですので、技術系で採用されても現場最前線の課ではなく総務や経理の仕事を行うこともあります（森林管理署であれば総務課も全員林業職ということも珍しくありません）。 三年程度で異動がありますし、山火事や地震などの非常時には係関係なく職員総出で対応しますので、総務系のところに配属されても林業技術は必要とされます。