看護師免許申請。私は精神安定剤を使っています。

保健師助産師看護師法は２００１年に、欠格事項に関する内容について大幅な改定が行なわれました。 下記は、現在の法律の条文です。 第9 条 次の各号のいずれかに該当する者は、前2 条の規定による免許（以下「免許」という。）を与えないことがある。 一 罰金以上の刑に処せられた者 二 前号に該当する者を除くほか、保健師、 助産師、看護師又は准看護師の業務に関し犯罪 又は不正の行為があった者 三 心身の障害により保健師、助産師、看護 師又は准看護師の業務を適正に行うことができ ない者として厚生労働省令で定めるもの 四 麻薬、大麻又はあへんの中毒者 相談者の方の場合、免許の取得に関しては全く問題ありません。 問題は仕事の内容・量です。 病気の症状の程度はご本人しかわかりませんが、健康状態と業務内容を秤にかけて就職先を探していくことになるでしょう。 とにかく無理をしないで、余裕を持ってできる範囲の仕事場を選んだほうがいいと思います。 雇ってくれる所は必ずあると思います。 【引用・参考文献】 第2部 保助看法の改正経緯 保助看法改正の内容 / 保健師助産師看護師法60年史 / 看護行政のあゆみと看護の発展保助看法60年史編纂委員会編、日本看護協会出版会、２００９ 【追筆】 ただ一番問題なのは、就職の時です。 ①面接で健康状態を訊かれたとき隠したり、うそをついたりした場合（でも素直に「精神疾患があります」なんて言ったら合格もらえませんけど…） ②雇用契約を結ぶ時も、既往歴とか服用している常備薬について隠した場合 多くの病院が看護師獲得に苦労しています。 お金もたくさん使っています。 なので、損害賠償など求められることも必ず頭に入れておいてください。 正直に告白しておいた方がいいのか、隠し通すのがいいのか、これだけはなんともいえません。 障がい者の求人担当部署のあるハローワークで求人をさがすのもいいかもしれません。 障害者手帳を持っている人あてに求人票を出している病院は結構ありますよ。一般求人と並行して求人票を出している所もあるので、うそをつかず正直に話しても、マイナス視されず受け容れてくれるかもしれません。