大学院卒（地方国立大）、電気(モータ)専門です。 大手の電機メーカーに就職を考えています。安川電機などです。しかし、地元にいたいという気持ちもあります。

考え方は2種類有り、どちらを希望選択するかの自己判断です。 数度の転勤異動を厭わず、各地で視野を広げつつ企業の中核を担いたい。 大企業としては、経験が少ない井の中の蛙に指導者を求めません。 給与は安くて構わない。異動したく無い。 地方都市は物価も安くて、都市部の高給取りと生活は変わらない。 (実際に割安感の方が強く、薄給でも生活が楽と言うケースが多いです。) それを維持出来るなら、会社や世の中の中核に入れなくとも満足する。 ウチの会社は、国内営業70ヶ所・国内工場3ヶ所の機械製造業ですけど、個人の希望を優先します。 後者を希望する物は、昇進は課長までです。営業所長か製造部門課長までですね。 もちろん全員では無く、以下で止まる者の方が多い。 前者は、部長・役員・社長も才能と努力次第です。もちろん最終役職未満も多いです。 選択は自己判断ですけど、入社時アンケートで大まかに決まります。 最初に異動困難とすれば、以降の昇給にも影響します。 実力が有れば異動打診も有りますけど、辞退すればそれまでの話で二度目の打診は無い。 異動可能歓迎とすれば、チャンスは与えられるけど活かせるかどうかは本人次第。 これは、今まではそうだったと言う話なだけです。これから先の事は判りません。 企業へ就職すれば、大企業なら安泰では無いです。 世の中の事情も変わります。40年も安泰と言う企業など数少ないです。 企業は常に進化しないと生き残れない。 従事する者も常に進化しないと、10歳20歳年下に抜かれます。 その生き残りの為には、地域限定にしない方が安全とは言えます。 地域限定は、縮小があれば居場所が無くなります。 超大手の日立製作所の発電事業部は、三菱重工業と発電事業の合弁会社に合体しました。 その後に、日立は合弁会社から資本を引き上げた。 結果として、得意分野で長年勤めた超一流の多くは、この期に退職する話になりました。 三菱の人は、社名が合弁会社になった出向扱いから、元の社名社員に戻っただけの話です。 しかし、ここから先の事は判りません。 東芝だって事業部ごと切り売りしてるし、パナソニックも切り売りしてます。 シャープは企業売りまでしてます。 いつどこでM &Aが有るかなど、先の数十年単位では誰もが予測不能なのです。 自分の能力が昇華する方向で選ぶのが良いですよ。 実力さえ付けていれば、頼れるのは自分と言い切れます。