将来JR東日本の新幹線の運転士になりたいのです。 知恵袋で見たところ、在来線の運転士になったら新幹線の運転士になれないとか、直接そういう部門に入って在来線の運転士をしないで新幹線の運転士になれるとか

JR東日本で新幹線運転士になるためには、 入社→駅員（3年ぐらい）→車掌（3年ぐらい）→運転士になるための国家試験→合格して列車の免許取得（自動車と同じように運転士さんも免許が必要です。）→在来線運転士（5年ぐらい）→新幹線運転士の社内試験→合格して晴れて新幹線運転士 となります。運転士試験に1年、新幹線の社内試験に1年づつ費やすのでだいたい入社から12年前後で新幹線運転士になれますが、新幹線運転士になるためには、 1.色覚正常 色の見え方の異常が無いことです。 http://www.youtube.com/watch?v=g7Owkm2xjLI この動画で全ての数字がみえれば問題はありあせん。数字が1つでも見えないのなら色覚異常（いわゆる色弱）となり問答無用で落とされます。 2.視力は両目矯正で1.0以上 眼鏡・コンタクトレンズOKです。昔は裸眼0.1という条件もあったようですが現在は撤廃されています。 3.在来線運転士でいい成績を残すこと 全ての運転士さんに２ヶ月に一度ぐらい教官が乗り込んで運転技術の検査（マスコン（自動車で言うアクセル）の掛け方とかブレーキの掛け方とか乗り心地とかの検査）を行うようです。 ここでいい成績を残せないと一生、在来線運転士で過ごすことになってしまします。 この3つが条件になります。 新幹線運転士になるためには、高卒のほうが有利です。大卒は運転士のような現場職ではなく経理や営業部といった総合職に回されやすいそうです。 運転士になりやすい高校・大学ですが、 高校は、 昭和鉄道高等学校（東京：池袋） http://www.hosho.ac.jp/showa.htm と、岩倉高等学校（東京：上野） http://www.tky-iwakura-h.ed.jp/ の２つが入りやすいと言われています。 どちらも東京にあり、日本で2つしかない「鉄道に関係する科」を持っています。 昭和鉄道は男女共学、岩倉は男子校です。 一般的に昭和鉄道は私鉄に、岩倉は旧国鉄のJRや旧営団の東京メトロなど旧国営・旧公営・旧営団への就職に有利だと言われています。なんでかは分かりませんが。 大学は、 東京交通短期大学（東京：池袋） http://www.hosho.ac.jp/toukou/ がおすすめです。昭和鉄道高等学校と同じ敷地内に併設しており（というか、同じ学校法人です）、大学としては日本で唯一「運輸科」を持っています。 とはいえ、JR東日本はJR東海と並び日本でも「大学生が入りたい就職希望会社ランキング」の上位１桁に食い込むことがあるほど人気で、昭和鉄道・東京交通短大・岩倉といって鉄道系学校を出ても就職できないことが多くあります。高卒倍率は3倍、大卒倍率は10倍を超えるとか聞いたことがあります。 JR東日本に拘らず、「新幹線」だけにこだわるのならば、JR東日本だけではなくJR東海やJR西日本、JR九州も一緒に受けないと恐らく落とされてしまうでしょう。 面接で主に見られるのは「遅刻・欠席」の数だそうです。 鉄道は時間正確・旅客安全が第一目的なのでフラフラ遅刻をしてくるような人には「お客様の安全」は到底任せられませんし、「時間正確」も到底守れそうにありません。 今からでもいいので、学校ではできるだけ「遅刻・欠席」の数を減らすことを心がけたほうがいいと思います。