アマゾンフレックスで働こうかと思っているのですが、報酬と働き方について教えて欲しいです。 一軒配達したら何円とかなどの出来高制なのか日当または時給なのか。

現役です。報酬は時間制です。アプリ上に、ステーション名、日付時間、報酬が表示された仕事一覧(「オファー」)が並んでおり、そこから選んで稼働する形です。関東、関西などおおまかなエリアがあり、最初にその場所を決めますが、基本的にそのエリア内でのみ稼働を前提としてますので、東京の人が名古屋で稼働することは原則できません。 出社、退社時間はそのオファーに準じた時間となります。出社時は、オファー開始時間15分前に出社(チェックインといいます)し、荷物の積み込みを始めることができます。サラリーマンではないので、例えば7:00〜15:00というシフトタイムを取り、6:45に積み込みを開始すると6:45〜7:00は事実上の無給となります。 もちろん7:00ぴったりに行っても怒られませんが、恐らく配達が終わらなくなると思います。 休憩時間ですが、契約形態により異なります。 アマゾンフレックスであれば休憩時間はありません。デリバリープロバイダ(デリプロ)であれば、1便(朝)と2便(夕)の間に1、2時間休憩を取れることがあります。 Amazonの配達員は現時点ですべて個人事業主のため、いわゆる労働法の適用を受けません。 365日24時間休憩無しで働いても違法にならないんです。 現状、最短2時間〜最長8時間のシフトタイムがあります。配送センターで渡される荷物の個数、行き先は拒否できません。配達完了するかどうかはさておき、全ての家(会社)を回りきることがノルマとなります。そのノルマをこなした上でさらに時間が余れば休憩に回せますが、今のノルマ量だと、6時間以上のシフトではほぼ休憩はとれません。8時間トイレにすら行けない、というのも誇張抜きであります。さらに、シフトタイム終了時間までにセンターに戻らなくてはいけません。かつ、未配(一度も客先に行かずに持ち帰ること)もペナルティになります。ペナルティは数回繰り返すとクビになります。社員やバイトであれば簡単にクビにできませんが、個人事業主であれば「今日でクビ」が通用し、Amazonは実際にそれをやります。「アマフレ 垢BAN」で調べてみてください。 すでに軽バンを所有されており、ヤマトや佐川の委託をやられていて…ということであれば十分戦えると思いますが、配達未経験の方だと1ヶ月続かないと思います。今後インボイスがスタートし手取りが下がると、都心にあるコンビニの深夜バイトに年収で負けるでしょうね。 ネガティブな事しか書いてませんので、一応ポジティブな事も書いておきますね。 お金の支払いが早い事、出勤日数等にノルマがない事、仕分けがない事、の3つです。 軽貨物業界は報酬の支払いが遅いことで有名な業界です。だいたいが末締め、翌々月支払いです。4月分の売上が6月に入ってくる形ですね。 その点、Amazonは毎週水曜〜翌週火曜の稼働分報酬をその翌日の水曜に入金してくれます。今週で言うと、4/12〜4/18の分を4/19に入金です。これは軽貨物業界ではかなり優秀です。 次は出勤数のノルマがない事。フードデリバリーのように、提示されてる仕事を自分から選択して取るスタイルなので、決まった曜日、時間に出ないといけない、なんて事はありません。休みが自由に取れます(休んだ分だけ年収には響きますが)。ヤマトや佐川の委託だと、週6契約なら絶対その日数出ないといけなかったりするので、この辺りは「フレックス」でしょう。 最後に仕分けがない事。佐川、ヤマトは仕分けがありますし、基本的にセンター出発前にやらなきゃいけないので、下手したら1時間、2時間は無給でご奉仕になることも。Amazonは予め仕分けのスタッフがおり、荷物を仕分けバッグに詰めておいてくれ、そのバックを積むだけで出発できます。これもさすがIT大手という感じですね。 ここ半年ぐらいでそもそも仕事の量が減り、本業、専業でやるのは無理になってきました。副業として働くなら断然おすすめです。 長々と失礼しました。 ※余談ですが、アマゾンフレックスの荷物単価を計算すると、だいたい1個75円〜105円です。ヤマトの委託だと、箱物で150〜170円、ネコポスで30円程度。Amazonで私が毎日配ってる数、品目をヤマト基準に換算すると、ヤマト委託のほうが6000〜8000円/日で稼げる計算になります。Amazonの荷物単価は業界で見てもトップレベルの安さです。