今年で高校2年生になる男なのですが、航空整備士に興味があります。 最近調べ始めたばかりなので無知をご了承ください。

JAL、ANAの整備士になるには、 ①JAL、ANAに入社する ②JAL、ANAの整備会社に入社する この２通りがあります。 大前提としてJALもANAも飛行機の運航会社と整備会社は別です。（整備会社はグループ会社扱いとなります） ①は基本的に大卒（早慶以上）で、理系の総合職として採用されます。数年の現場経験と資格取得ののちスタッフとして現場を支える形になります。部長等、管理職を目指すのではあればこの道が一般的です。 ②は基本的に専門学校で資格を取り、各会社の整備会社に入社します。現場で実際に資格を取り、働いているのはこの人たちです。こちらは生涯整備士として働きたいという方に向いていると思います。 ①と②では給料体系が違います。 ①も②も昇進で昇給することは同じですが、加えて②は資格を取ることでも昇給するためです。 ①の方が大元の会社に入社している分、生涯年収は高いと思いますが、キャリアパスが途中から違うものになりますので、相対的な比較は難しいと思います。 A&Pですが、日本で一等航空整備士を取得してA&Pを取得する方はほとんどいません。海外で働きたい、という方は大手に入り、海外転勤をしている方が多いです。（NCAなど海外を拠点に運航し整備をしている会社もあるので調べてみてください。） A&Pを取得する＝退職して個人の資産で海外に行き資格を取る、だと考えてください。 A&Pを取得して、一等航空整備士を取得している方はごく稀にいますが、A&Pを取得しているからといって一等航空整備士の受験が簡単になる、なんてことはありません。 A&Pは飛行機全部に適用されますが、一等航空整備士は飛行機の型式ごと（B777、A320など）に適用されるためです。 目的が、将来的に海外に行きたいのであれば、海外拠点のある航空会社に入り、日本で資格を取って転勤するのが一般的です。 一方で、A&Pを取得するのが目的なのであれば、大学を海外の大学にし、将来的に移住してそこで就職するなど、海外に移住したのちに資格を取った方が良いかと思います。