普通、消防は、都道府県規模の警察と違い、市町村が独自に持つ組織です。 東京消防庁は、特殊で本来の管轄は特別区23区だけです。 しかし、多摩地区の各市町村が自前の消防を持たずに東京消防庁にお金を払って委託をしているのです。 現在、委託していないのは稲城市だけですが、将来的に東京消防庁に委託する方向です。 また、つい最近まで東久留米市は、東京消防庁に消防を委託せずに自前の東久留米消防本部を持っていましたが、現在は、東京消防庁に委託し東久留米消防本部の人たちも東京消防庁職員として働き、東久留米市以外に異動になることもあるでしょう。 ですから、東京消防庁に関しては、警察と同じ都道府県規模の組織と言えるのです。 これは世界的に見ると異色で、前述のように消防は、市町村レベルが普通ですので、海外では多くても香港が3000人(手持ち資料が古いので違った場合はご容赦願います)、東京消防庁は18000人っ! 政令指定都市の横浜市3000人。 これは世界的に見ても最大の組織です。
規模が大きいのは本来の管轄である特別区以外に都下各市の業務も受託しているからです。消防業務は通常は市町村事務です。
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