高卒で働く人or大学、専門学校等に進学する人、 どちらの割合が多いですか？

この手のデータは文部科学省が調査しています。学校基本調査といいます。 高校といっても全日制・定時制・通信制など色々ありますし、最近は中等教育学校という中高一貫校もありますから、結構面倒なのですが。 高等学校（全日制課程・定時制課程）卒業者が圧倒的多数ですので、それに絞ってデータを調べてみると。 平成27年度調査（26年3月の卒業生）ですと 大学等進学率 54.5％ うち大学（4大）進学率 48.8％ 「大学等進学者」とは，大学の学部・通信教育部・別科，短期大学の本科・通信教育部・別科，高等学校・特別支援学校高等部の専攻科への進学者です。その中で、4大（いわゆる大学）に進学した高校生は48.8％ということですね。 一方。 専門学校 16.7％ 就職者 17.8％ となっていますから、質問に正対して回答すれば、圧倒的に進学をする人が多い、ということになります。 ただこれはあくまでも全国平均です。都道府県によってかなりバラツキがあるのは事実です。 例えば、大学進学率（等を除く）が高いのは ・東京 63.9％ 東京の場合、高卒で就職する者は 6.6％しかいません。 逆に低いのは ・鹿児島 30.1％ こちらでは、高卒で就職をする人が27.4％います。ただ、鹿児島の場合、「大学等」となると42.2％いますから、おそらく女子で短大に進学する人が多いのではないかと思います。 どの都道府県をとっても、大学進学者の方が就職者よりも多いですね。 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/08/18/1360722_02_1.pdf