Fラン卒業しても就職ないって本当？

○日本の社会は能力主義社会なのですよ。 ですから、就職に関してだけ言うなら、大学は企業から「優秀な人間」と認められるために行く所です。 それゆえ、大学に行っても「残念な人間」だと所謂大卒相応の職には就けないという事になります。 ですから、『Ｆラン卒業しても就職ない。』というのは⇒【Ｆランに行くだけで努力もせず自分を磨き上げない様な人はろくな仕事には就けない】という意味でしょう。しかも、Ｆラン（特に文系）に行くような人は高校時代ろくに勉強をしていない人が大学に行ったからといって努力するはずはない。だから、『Ｆラン卒業しても就職無い』と短縮して言うのでしょう。 実際にＦラン（特に文系）クラスだと、中小企業の工場のライン工とか地方の中小量販店の社員等の様な普通の高卒でも十分就職出来るような職に就く事が多いですよ。 ※実際に、企業は「残念な大卒」を『４年歳食った高卒』（高校新卒より劣る）と言う事すらありますよ。 ○〔公式のデータ〕平成２８年度文部科学省「学校基本調査」 ＊大学卒業者の正社員就職率 人文系（文学部等） 正社員就職率：７３．９％ （進学：６．４％） 社会系（経済学部等） 正社員就職率：８２．０％ （進学：３．６％） ※この統計値は全大学の数字ですから、Ｆラン大学の卒業生の数字はこれより低いと考えられるでしょう。しかも、所謂ブラック企業を含めてです。それだって、正社員になれればマシですよ。 ＊大学新卒者の進路／同じく「学校基本調査」の数値 非正規：１万９１３８人 フリーター：１万０１８４人 無職：４万８８６６人 ○但し、Ｆラン大学といえどもそこで「優秀な人間」になれれば話は違いますよ。一流企業に就職する事も可能です。ある人など、高校時代勉強が出来ないので担任の先生から就職を勧められたのですが、Ｆラン大学で頑張って優良企業に就職しましたよ。 但し、高校まで怠けていた人が大学で頑張る…そういう人は少数です。