新卒で就活に失敗している人は、どれくらいいるのでしょうか。今どきは多いのでしょうか。

厚生労働省と文部科学省が定期的にマスコミに公表している就職内定率、就職率が参考になります。 5月19日に「平成28年度(2016年度)大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)」の結果を公表していますが、2017年3月卒大学生の就職内定率は過去最高の97.6%となっています。逆算すれば就活失敗者は僅か2.6%です。しかし、調査対象は、全国の国公私立大62校でたったの4770人です。平成28年度の国公私立大は合計784校で、調査対象は僅か7.9%だけです。強引に計算すれば、就活失敗者の2.6%を全国公私立大数に比例させると約30%が就活失敗者となります。但し調査対象校62校は非公表で、巷の噂では超有名大学のみらしいです。となりますと、全大学新卒者の就活失敗者は30%をさらに上回ります。就職できてもミスマッチですぐに退職して第二新卒者になる人も増え続けています。これも就活失敗者に加算すれば、絶望的な%値になるのは避けられませんね。