私は高専出身で,将来の夢は高専の先生になることです. もちろん博士課程に行くことが一番の近道だと思いますが,親が猛反対しています. また,親の反対を押し切って博士課程に行くことも考えましたが,「ポスドク問題」が大きく取りだたされている現状で,そこまで強気にはなれません.(ここ数年,不況で更に進学率が上がってます) そこで,修士卒で高専の教員になる方法のアイデアを教えてください. 私なりに考えたのは,企業に就職して論文博士を取得するか,一般教養科目の教員(←修士でも募集ありますか?)です. 他にも方法はあるでしょうか? また,上の方法の場合,「どこの企業が博士号を取る人が多い」とか,「一般教養科目の化学教員の募集で修士でもOKだった」など,何でもいいので情報をください. できるだけ多くのアイデアを聞きたいです.よろしくお願いします.
昔は論文博士という制度が活発でしたが,最近では少しずつ論文博士を取り巻く環境が厳しくなっており,授与数は年々低下しているのが現状です.具体的には,大学院奨励制度によって進学率が上昇したこともあってか審査が厳格化し,ここ20年で1/3から1/4ぐらいに減ってます. 何年か前の中央教育審議会においても「将来的には廃止すべき」という意見を文部科学大臣に報告したことから,当時話題になりましたね. 今はまだ論文博士という制度は存在していますが,年々取得が困難になっていきますし,貴方が博士を取れるほどの実績を挙げたころには制度自体がなくなっているかもしれません. また,一般教養科目の教員には多分なれません. 一般教養科目(1~3年)については高校の教員免許が必要ですがお持ちになっていますか? やはり,確実に高専の教員になるには博士になるしかないと思います.旧帝大の博士にいっても就職は悪くないと思いますけど・・・? 少なくとも私が所属していた阪大の博士で路頭に迷う人はいなかったです.自分で就職先を探して見つからなければ教授が口ぞえしてくれますし. --------------------------------------------- 以下は文部科学省のWebサイトからの引用です. 「学位の国際的な通用性、信頼性の向上を図る観点から、現行の「論文博士」制度については、課程制大学院の実質化が図られ、その定着が広く認められる状況を前提として、将来的には、廃止する方向で検討することが適当である。」 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/05051101/004/008.htm
まず、JRECINは確認しているでしょうか? 一般教科で修士卒もいますが、基本的に学歴上修士なだけで、後期課程退学というほうが多いと思います。 場合によっては修士卒で助手採用、在学中に社会人課程で取得、という道がないわけではありません。 昨今の法律により博士の数、専攻科で講義できる人数が重要視されていますので、とても狭き道だと思います。
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