僕は将来警視庁公安部か警察庁警備局公安課で働きたいと思っています。大学は進学予定で慶應法学部志望です。

学歴ももちろん大切でしょうが、性格も重視されるでしょう。 例えば、見栄っ張りでない人。 「オレは公安なんだぜ～」などと吹聴する人に重要な極秘任務は任せられません。口が軽いと全く信用されません。仕事ぶりを周りから認めてもらわないと気がすまない、という人では不満ばかりになり漏洩したり裏切ったりする可能性があるので、選ばれません。 家族ですら、自分の伴侶、親が公安であることを知らないことすらほとんどです。 それどころか、警視庁内でも本人が公安に所属していることを知らない警官が多いでしょう。公安は内部監査の役目もありますので、公安だと知られていると警戒されマークされて仕事になりません。 こういった場合、警視庁の年金課や資材課などと言った全く目立たないニセの部署に配属されていることになっており、署内や家族からは下っ端の事務仕事をしていると思われているので威張ったり目立ったりすることはできません。そして本人も公安であることを決して明かしません。それが平気でないとなるのは難しいでしょう。 そして、いい意味で地味な人。 見栄っ張りでないと同じですが、いい格好したい人や警官として華々しい活躍をして評価を受けたいなら、公安は向いていないでしょう。ひたすら目立たず影で働きます。知らない人が見たら何の変哲もないタダのオッサンにしか見えないような人が公安に選ばれるようです。全く怪しまれずにコツコツ証拠を集ることができるような人でないと役に立てません。オレは慶応大卒なんだからそれなりの待遇や評価を～と考えてしまえる性格では公安になることは難しいでしょう。慶応大卒でも目だたない、位が良いんじゃないでしょうか。 鋼鉄の意志と使命感も必要です。 どうしてこんな安月給でこんなハードな仕事をしなければならないんだ。しかも、全然評価されないし、目立たないし・・・。などと思うと仕事もやっていられないでしょう。それでも人知れず影からこの国の治安を守る、という固い意志がないと仕事を続けることができません。 映画やドラマで見るような決して格好いい仕事じゃないでしょう。 警察内部の人たちからも評価されないかもしれない。 それでも自分の能力を全て公安の仕事に傾けて不満はない、という決意が必要でしょうね。