↓↓>警察庁は国家機関の外局で 内閣府の外局である国家公安委員会の「特別の機関」が警察庁です。よって警察庁自体は外局ではありません。 >立ち位置としても他の道府県警察よりも上級官庁とされています。 そんな根拠はどこにもありません。
①SITについて SITは「エス・アイ・ティー」と呼びます。誘拐や立て籠り、企業恐喝、業務上過失事件等を取り扱う捜査第一課特殊犯捜査係のことです。 初期は、初めて特殊犯捜査係が設置された警視庁の特殊犯捜査係のことを示していましたが、現在では、他の県警察でもこの英表記を採用しているところがあります。 最初は 「Sousa Ikka Tokushuhan」の頭文字を採ってSITになったのですが、これを在外公館勤務経験者の管理官がが「Special Investigation Team 」と勘違いし、これ以降、この英語名になったという話があります。 一時は「シット」なんてドラマで言っていましたが、これでは、外国の方が「糞」と勘違いしてしまいますよね(笑) ②SATについて ハイジャック等のテロ対策の鎮圧を目的に設立されたSATは「Special Assault Team」の頭文字を採った略称です。 マスコミ等ではこの英語を直訳し、「特殊急襲部隊」と呼ばれることが多いのですが、正式にはただ単に「特殊部隊」と記載されています。 こちらはSITと違い「サット」と読むみたいですね。 ③警察庁と警視庁の違い 警察庁は国家機関の外局で、全国の各都道府県警察を指揮監督する行政機関です。あくまでも行政機関なので、警察庁は捜査等はおこないません。トップは警察庁長官ですが、警察階級(巡査や警部等の階級)ではありません。 一方、警視庁は、東京都を管轄する、神奈川県警察や大阪府警察等の道府県警察と同じ地方自治警察機関です。 名前は違えど、言ってみれば、「東京都警察」のことです。 警視庁は日本で初の警察機関として誕生しましたが、この時のトップである川路大警視が、海外でロンドン警視庁やパリ警視庁を訪れ、首都を守る警察機関が警視庁(Metropolitan Police)と呼ばれていたことから、東京警視庁という名称にしたのが始まりです。 もちろん、東京都を守る=首都(国家)を守るという意味合いから、組織としても各道府県警察とは規模が非常に大きく、立ち位置としても他の道府県警察よりも上級官庁(トップが警視総監であり、この階級は警察階級の中で一人だけです。)とされています。 ですので、順番で言いますと、 警察庁>警視庁>各道府県警察 となります。
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