まず、官房室長は「相棒」の架空役職ですが、官房長と呼ばれていますから、実際の長官官房長と同等の役職と思われます。 それを踏まえますと、次長も官房長も、階級は同じ警視監ですが、立場は次長の方が上です。 俸給で比較した場合も、次長は各省事務次官級審議官と同じ指定職俸給6号に当たりますが、官房長は2ランク下の4号ですから、次長の方が格上です。 入庁年次も同様で、現職の金高次長は78年入庁で、坂口官房長は80年入庁です。 「相棒」劇中の小野田公顕元官房室長は、様々な場面で暗躍した警察庁でも随一の権力者として描かれていますが、一応、甲斐峰秋次長の方が立場は上ということになります。
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