警視庁の管轄である「公安部」と警察庁警備局警備企画課である「チヨダ」は何が違うのでしょうか？

警視庁公安部は、東京都を管轄とする公安警察。 しかし首都圏を担当してるだけあって警視庁の組織力は大規模。 その部門の一つ「公安部」は全国の都道府県警察本部にある公安警察の中で唯一「部」として設置されてる機関であり、その他道府県の警備部内に「課」として設置されてる公安警察より規模は大きい。 また全国の公安警察から寄せられる情報を収集して管理しており、トップである警視庁公安部長には、上位組織である警察庁警備局の警備局公安課長や警備局長といった幹部よりも多くの機密情報が集約されているらしい。 警視庁公安部が管轄するのは警察組織上からは東京都内だけのはずだが、実質には国内外全ての公安情報は警察庁ではなく警視庁にデータとそいて残る。つまり全国の公安情報は警察庁を経由しても、最終的には警視庁公安部のデータファイルに蓄積され、再分析される。さらにﾌｧｲﾙは公安上のプロファイリングが出来る。例えばある人物を検索するとその関連事件・関連者などがリンク。これに所属するセクトごとの対立や友誼関係も加えられており、公安対象者の相関図がたちどころに出来上がる仕組みになっている。 したがって、このデータを全て掌握する警視庁公安部長の地位は、情報に関し得ては上位組織の警察庁警備局長よりも、さらには内閣直轄情報機関である内閣情報調査室のトップの内閣情報官よりも上であると言われている。 ゼロ（旧称：チヨダ）は・・・