フラックス入りワイヤー（DWZ-110)で溶接をしようと思っています。一層走って二層目に行く前に表面のスラグは取らなければならないのでしょうか。当方、あまり詳しくないので溶接方法を宜しくお願いいたします。

DWZ-110の場合はスラグを取りますよ。 ライムチタニア系ワイヤですから、取らずに溶接しようとしても結局取ってしまうほど全面に被ります（でも自然剥離するぐらい取りやすいです） なお以下は神戸製鋼さんの書かれたフラックス入りワイヤの作業の要点です、最後にビシッと「スラグ除去」と書かれています。 溶接作業の要点 １）ソリッドワイヤに比べて、ワイヤが軟らかいので、送給装置の加圧ローラは締めすぎないようにしてください。 ２）下向突合せ溶接では、後退法を用いると溶込みが安定します。また、水平・上向姿勢のすみ肉溶接においては、前進法を用いると、フラットなビード形状が得られます。 ３）立向下進すみ肉溶接ではスラグ巻込みなどを防止し、充分な溶込みを得るため、初層ビードはストレート運棒で、溶接速度は速めに保ってください。 ２層目以降はスラグを除去し、ウィービングはできるだけ避けてください。