大学4年男です。ソニー系のＢtoＢ企業に営業で内定したのですが、最近ソニーは下降気味だと聞きます。社員の方は「これから変わる」と仰いますが、果たしてどうなるのでしょうか。長く働きたいので悩んでいます。

内定おめでとうございます。 いずれの会社ともいろいろなかたちでお付き合いがあるので以下ご参考まで。 ソニーは確かに昨今下降気味と言われています。それは昔のもの作りから映像などのソフト系に軸足をずらしたところから少しずつ変わっていた気がします。現在のりんごのマークのスマートフォンやタブレットなどが市場を席捲しているのを見るとあれが昔ソニーがしてきたことなのに・・・と思う方は多いと思います。 また当然ながら会社も大きくなり様々な分業化が進んでいることもあり、昔のように全てを掌握し、あるプロジェクトを責任持って立ち上げていくという人が少なくなり、やはり大企業病と感じることは否めません。 ただしやはり腐っても鯛、そのポテンシャルはまだまだあると見ています。社風も明るく、自由な発想が認められる傾向にあるのでここからの挽回は十分あるでしょう。 一方富士通ですが、現在経営状況の悪いルネサスの半導体事業を吸収する動きもありますが、もしそうなれば東芝と並ぶ国内２つの半導体メーカーとなります。ご存知のとおり半導体開発には莫大な費用が発生し、その結果お金のある韓国などに一気にシェアを持っていかれたわけです。ですので今後これら半導体事業でどう勝ちの構図を作っていくのかが大きなポイントだと思います。 また昔から公共や金融系などのシステムには強く、未だにそれらは収入源の一つであると思いますが、今後これらもどのようになるかは難しいところです。 社風は野武士的なところがあり、おっしゃるとおり激務が多いでしょうけど、それが苦にならなければやりがいはあると思います。 まあ東京電力もまさかあのように凋落するとは誰も思っていませんでしたから、これからどんなことがあってどんな風になるかを予測することは誰もできないと思います。 ただ言えることは、いずれの会社も当たり前ですが、一長一短あり、それぞれ魅力的な会社であることです。 よく調べて、いろいろな方の意見を参考にぜひご自身にとって最善の選択をなさってください。