社会人として中年を迎えるにあたって相談が有ります。

もと大企業で勤務していたものです。 大企業の社員だから優秀とは限りませんよ。 世の中どこでも同じです。パレートの法則で、集団の中の優秀な2～3割が全体の仕事の7～8割をこなしている印象です。 例）三菱電機やパナソニックのパワハラによる新入社員自殺事件が報道されている通りです。会社規模と社員の能力は必ずしも比例しません。 例）大企業の役員人事に社外から人材を採用しているのは、社内に適当な人材がいないからです。 例）転職市場においても、事業規模が拡大していないにもかかわらず、常に募集しているのは社内に適任者がいないからです。 ※普通に考えれば大企業の規模であれば、社内を探せば人材などいくらでもいそうなものです。 ところが、適任者がいないのです。どこでも人材で苦労しているようです。 確かに入社の難易度はあります。ところが、一度入社してしまえば解雇規制のせいでリストラになることはありません。 この制度を利用して会社にぶら下がっているのが、世間で報道されるリストラ対象社員です。 例えば、公務員を例にとると、近くの公務員の仕事ぶりをどう感じますか？ 優秀だとは思わないはずです。彼らは誰でもできる事務作業しかしていません。ところが、誰でもなれるかというとそうではありません。 つまり、採用の難易度とその職業に就く人が有能かどうかは別の話だということです。 （※採用の難易度と社員の能力が比例する場合もありますが、日本企業の場合はそうでないことがほとんどです。） 次に中高年が仕事ができなくなってしまう原因はなにか？ これは中高年に限りません。年齢に関係なく仕事ができない人はできません。 若い場合は、まだ猶予があるだけです。一方で中年になると、これまで期待される結果を出せていなかったという証明があります。 何十年も勤務してきて無能なのだから、今後変わることはないだろうということです。 それならば、可能性のある若者に雇用を解放した方がまだ見込みがあるというだけです。 ブログを書いていますので、いくつか関連記事を抜粋します。 興味があれば参照ください。 サラリ―マンの現状とアンケート調査 https://estacionsuzuki.com/career/191202.html 若い頃にやっておくべきことと将来予想 https://estacionsuzuki.com/engineering/200307.php 優秀な人物が会社を辞める理由 https://estacionsuzuki.com/career/191207.html 既得権のメリットとデメリット https://estacionsuzuki.com/others/200430.php