わたしは将来、Ｊリーグで働きたいと思っています。

Ｊリーグに所属するクラブは運営会社がチームを抱え運営していきます。 よって、関わり方はクラブのフロント社員になるか、チームの現場スタッフになるか、のいずれかとなるでしょう。 現場スタッフは、監督、コーチ、フィジカルコーチ、アスレチックトレーナーとなりますが、指導者は当然サッカー経験者でなおかつ、公認資格が必要です。 コンディショニングコーチ、アスレチックトレーナーは、医療系に最も近いでしょう。Ｊリーグで働く彼らの多くは、やはり、サッカー経験者であることがほとんどです。かつ、体育大学、スポーツ科学系大学院、、トレーナー養成課程を経た有資格者ですね。 一方で、フロントで、ということなら、働いている方の経歴が少しかわります。まず、多いのが親会社からの出向というパターン。パナソニックの社員でした、とか、JRの社員でした、とか。 また、フロントは、管理部、営業部、強化部、広報部、などいくつかの部門に分かれますが、ほとんどの場合、大学サッカーの名門校出身者で占められています(大学サッカー部と各クラブは密接につながってます。某クラブなどは、某大学サッカー部出身者だらけです)。そのような点から、現役でプレイヤーであることが、結構重要だったりします。 また、Ｊリーグが発足して20年近くなろうとする昨今では、引退Ｊリーガーもぞろぞろいるわけで…。小さい頃からサッカー一本で育ってしまった彼らの、セカンドキャリアは厳しく、引退後の就職先がないのが現状です。そんなわけで、引退した元プレイヤーが、今ではクラブ社員として納まるパターンが多いように思います。 身もフタもない話ですが、専門分野の有資格者でないかぎり、内部の人間と強力な縁故関係を持つ、ごく限られた人だけが社員になれるのです。