海上自衛隊のヘリコプターレスキュースイマーは機上救護員も取得できるのですか？

取得できません。両者はそれぞれ別の職域の隊内資格だからです。 降下救助員（ヘリコプターレスキュースイマー）を取得できるのは、電子整備（航空電子整備）職域の隊内資格。ヘリコプターの電子センサー関係搭乗員がサブの職務としてこなすものです。 一方の機上救護員は、衛生職域の隊員資格。衛生員が本来業務として従事する職務です。 人事制度上の可能性としては、片方の職域でひとつの資格を取得した後、昇任時等の職域変更を利用してもう一方の職域に移って両方の資格を得ることは、理屈の上ではありえます。 しかし、現実の人事制度運用では、電子整備と衛生ではそれぞれの職務内容にほぼ隔絶していえるくらいの乖離があるので、この２職種間の職域変更は事実上ありえないため、両資格のダブルホルダーは実例がなく、今後の誕生も考えられません。