はい、キャリア官僚と5大商社の給与水準は今や倍ぐらい違います。年金があるから生涯賃金では何とも言えないという回答者さんがいますが、年金なら総合商社にも企業年金があり、三菱商事では定年時で1億円などと言われます。どう考えても生涯賃金でも2倍近い差はあるでしょう。 さて、国家公務員の俸給は政府の規定で定められているので、5大商社の給与水準がそれを上回った時が、逆転した時でしょう。 正確にいつ頃かは分かりませんが、恐らく高度成長期だと思います。 というのも、発展途上国はまずインフラ整備や民間ビジネスの振興が必要ですが、民間企業が育っていない途上国において、それらを主導できるのは政府だけです。 そしてその政府を動かす官僚の給料が安ければ、汚職や不正ばかり起きて、一向に民間企業は育たず、経済は発展しません。だから発展途上国においてはまず官僚や政府職員が第1のエリートになります。 今でも途上国ではエリートといえばおおむね官僚ですし、日本の明治時代もそうでした。 その一方で、国がある程度発展すれば政府の機能もある程度誰でも維持が可能になります。もちろん時代に合わせた政策運営は必要ですが、途上国の政府ほどイレギュラーなことは多くありません。 同時に、民間企業が育ってくると大きな企業や財閥もでき、そういったところは社員に高い給料を払えるようになります。そして大企業から仕事をもらっている中小企業もそれに追随するので、民間の給与水準は上がります。 これが官僚を超えれば、官僚より高給取りの民間サラリーマンが生まれます。ちょうどこういった存在が増えてきたのが、日本が途上国から先進国に変わった高度成長期だと思います。
戦前も単純に逆では無いですよ。 民間企業は単に、職能や功績によって、 給与格差が大きくなるというだけです。 昭和12年の高等文官試験採用者の、初任給は75円でしたが、 民間企業なら、50円の人もいれば、100円の人もいた、 という話です。
商社マンとして、国内外のクライアントと接することを通じて多様な価値観、パースペクティブを身につけてさまざまな場面でそれを活用できるようになった。主に資源、エネル...
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