出世の早い人は、自分の考えや、自分のしたいことをあまりハッキリと提案しません。

ズレてます。 おしゃべりだから昇進しないのではありません。全体の流れを読むから昇進してるのでもありません。（と私は思います） わたしはご質問者様と近い性格ですが昇進してますよ。転職を５度してまして、現在は一部上場HDの子会社で、この秋に営業課長から経営企画系の部署へ異動しました。私を管理職試験を受けさせたのも、今回、経営企画にうつしたのも社長です。転職者は役職をもらったり昇進するのがプロパーとは比較にならないほど難しく、これほどありがたい環境はないのですが、昇進をどのようにつかむのか、かなり戦略的に実行している結果だと思っています。 性格的には、私も話すことが好きで、欠点に人の話をさえぎって自分の話をしてしまう、という癖があります。自分のことをプライベート含め話すので会社随一の「変わり者」と思われてることでしょう。でも「聞き役」もわざと実行します。ここは聞きどころ、と気づくと話すのを止めて、いまは聞き役とそれを演じます。もともと営業マンですから、お客様からの絶大な信頼を勝ち得るために、この「聞き役」に磨きをかけてきました。同じHDの別の営業マンにまで、この姿を評価いただいて恐縮したことがあります。360度サーベイの結果でも、部下たちの評価コメントにこのわざと聞き役に回っている効果が表れます。「わたしは自分のことを話すのが好き。だから、あなたの話を聞かせて」相手への興味を持つことが重要だと思います。 さて昇進ですが、私は全体の流れを読みません。直属上司、周囲の私に仕事を依頼してくる人たちに、２：８の法則で仕事をするようにしています。元マイクロソフトの中島聡氏の著書から参考にしています。2割の時間で8割の仕事を終える方法です。営業マン時代に、あまりに私のところに仕事が集中してくるので、残業時間が会社ワーストを何年も続けてしまい、会社から改善を求められました。そこで出会ったのがこの法則です。これによって、一気に私の仕事の処理ベクトルが変わりました。私自身の仕事の効率を上げるために実施した法則なのですが、これ、滅茶苦茶、上司受けが良いんです。上司受けが良いだけでなく、時間の余裕も生まれますから、会社に対してのカイゼン、提言が出せるようになったのです。 まとめると、自分の仕事ができるのは当たり前。上司のからの仕事も確実に早くクリアし、経営層に対して的確な提言をしてきました。このことが昇進や異動を促してきたのだろう、と思います。性格のバランスの取れた対策も重要な手段の１つですが、仕事の効率化を実現させた２：８の法則は、わたしには重要な戦術だったと思います。長文失礼しました。ご参考になれば。