専門学校の就職率

専門学校の就職率は卒業後、半年以内に就職した割合ですのでアルバイトや派遣社員などを含んだ数字ですので95％、100％の数字は関連職種に就職した割合ではありません。 就職先も大手や優良企業が多いのですが今年度までの実績ですので毎年就職できるとは限りません。 大手企業や優良企業に就職できる割合は1～2割程度でないかと推測されます。 一般企業では最近の不況により、未経験者を採用し研修などを行って3年程度で業務をこなせる様に教育していましたが、今の時代は即戦力を求めるようになってきていますので専門知識を持った専門学校卒を積極的に採用していると思われます。 実際の厚生労働省管轄の職業訓練校2年コース30歳未満の就職率は85％程度ですが、その科目に関連した職種に就職した人は30％程度です。 その内大手企業、優良企業に就職できた人は10％程度ですので就職事情に合った数字になっています。 社会人が専門学校に入学して2年間の授業料300万円程度と当面の生活費などはどうするのでしょうか？ 一旦社会に出た人が2年間勉強して卒業後に就職活動に失敗した場合は就職が更に厳しくなると予想されます。 就職難だからと言って浅はかな考えで専門学校に入学すれば簡単に大手企業に就職が出来るのでしたら迷わず専門学校に入学する人が殺到します。 よく調べた上で自分の進路を決めたほうが良さそうですね。