女性警察官で警視総監になった方はいないんですか？自分は男性の警視総監しかいないイメージですが... もしくは現在の女性警察官の中に幹部系の方はいらっしゃいますか？

警視総監どころか道府県警本部長も女性が就任した例はありません。 警察庁長官、警視総監は全ての警察官僚（キャリア組）が目指す最終ポスト（他省庁の官僚は『事務次官』がトップ）ですが警察庁に女性キャリア（国家公務員I種『行政職』をパス）が誕生したのは平成元年度です。 警視総監は最終ポストですので就任時の年齢は57〜59歳ですので女性警視総監が誕生するには最短でもあと１０年はかかるでしょう。（あくまでも最短です。女性が警視総監になるには同期入庁の男性キャリア全て蹴落とさなければなりません。） ＞もしくは現在の女性警察官の中に幹部系の方はいらっしゃいますか？ ・・・・ います。 第1号女性キャリアの方が現在、警察庁刑事局組織犯罪対策部国際捜査管理官（課長級で『警視長』）となっています。 階級が警視長ですと中小規模県警本部長になり得ますので次の人事以降には女性初の県警本部長が誕生するかも・・・ （すでに何人かの女性キャリアが道府県警察のNo.2ポストである『警務部長』を経験しています。） 警察庁以外では2人の女性キャリアがトップの事務次官となられていますが2人目はさきほど厚生労働省事務次官となられた村木厚子さんです。この方は大阪地検特捜部に逮捕されながら地検の証拠捏造を暴き無罪を勝ち取りは敗者復活でトップの事務次官となられた方です。（地検の証拠捏造を暴き無罪を勝ち取るいきさつはドラマにもなりました。） 女性事務次官となられた方には一つ共通点があります。 それはご主人が同期入庁のキャリアでした。女性がトップに立つには亭主と言えどもライバルであれば蹴落とすたくましさが必要ということでしょう・・・（笑） 追伸 今、朝刊を読んだら第1号女性キャリアの方が20日付で岩手県警本部長（女性初の県警本部長）に就任されるそうです。