転職する際のこだわりについて 転職活動する際のこだわりがあります。 それは人事組織が部、または課として存在しているか否かです。

元上場メーカー（1000人超）の人事部員です。 人事部が組織されているか否かは、余り関係ないと思います。 人事部が組織されていますが、部長は、大手小売業からの 外部招聘でした。 その会社で残業がないかと言えば、ありました。 リーマンショックで会社の売上が４割減、外部招聘された 部長の下で、法律を活用し、合法的にリストラを進め、 技術職や現業職に過重労働で負担が掛り、壊れていく方が 続出する、これに対応するのが人事部の仕事でした。 出来る人に仕事が集中し、体調を崩して休職され、辞めていく、 また、出来る人から他社へ転職される、そういう状況で、 辞めさせていくのも人事部の仕事、また、何とか人を採用するのも 人事部の仕事でした。 正確に言いますと、過重労働に耐えられない従業員は、 切っていきます。そして、いつしか、有能な人材が来なくなり、 技術やスキルも伝承されなくなり、会社の営業力、技術力、 生産力等が低下していきます。 人事部長曰く「従業員は貴重な経営資源なので、法律を活用して、 如何に従業員を活用して利益を上げるかが？人事部の仕事だ。 １００時間残業で壊れるくらいの人間は要らない、代わりはいくらでもいる。」 でした。 こういう会社の方針についていけず会社を辞めました。 美しい採用文句を謳っている会社は要注意です。 「主体的に行動できる人を求めます」 →「言われたことしかしない人ばかりです。」 「改革精神にあふれる人を求めます」 →「経営者の考え方が保守的で、会社の組織が崩壊しています。」 「やりがいのある仕事です。」 →「残業１００時間超の激務です。」 こう読んで下さい。 基本的には、経営陣の考え方や人の器が、社風に影響しますので、 そういう会社様を選ばないことが大切です。 私も、ブラック企業に勤務していました。 正確に言うと、ブラック企業の幹部候補生でしたので、 途中までは恵まれていたものの、人事部に配属になって、 私は幹部候補生だったので恵まれていただけで、会社の駒として 採用された人の悲惨な労働環境を目の当たりにし、会社がそういう 人達を使い捨てにしていく姿を見て、技術者や技能者を使い捨てに していく会社に、将来はないと思い退職しました。 会社選びは気をつけましょう！