こんばんは。 航空会社でパイロットをしている者です。 自社養成パイロットのいわゆる採用試験は、適性検査です。 適性を満たす全ての人を取ろうとしても予定人数に達しないくらいです。 なので、確率を考えるのはあまり意味がないです。 自社養成の訓練生として採用されれば、9割以上は副操縦士になれます。 それくらい適性検査の精度は高いです。 航空大学校からは、最初の方が書かれている通り、ある程度航空会社には就職できます。 ですが、本人の希望の及ばないところで就職先が決まります。 簡単に例えると、1社しか受からないAさんと、2社受かったBさんとがいて、定員が1名ずつだったとすると、Bさんは希望に関わらずAさんに譲り、卒業生全体の就職率が高まるという仕組みです。 なので、こう考えられると良いと思います。 パイロットには、適性があって、その意志があれば、必ずなれます。 自社養成の見かけの倍率は高いですが、実質は1倍です。 予定採用人数に達しないのですから、競争ではありません。 特定の航空会社のパイロットにどうしてもなりたい、それ以外の選択肢がないのなら、まず4年制大学に進み、自社養成の採用を就職活動の一貫で受けます。 確率論ではないのですが、それが確実です。 その会社の求める適性があれば、ここで必ず受かります。 仮に自社養成に不合格で、 それでも他の航空会社でもパイロットになれれば、と思われるなら、就職活動の後に、航空大学校を受けてみると良いと思います。 航空大学校は入学時に定員に満たないことがないようなので、全ての適性を満たしても入学試験に落ちる可能性があります。 一定度倍率がある、ということになります。 卒業時に就職先が割り振られ、他の同期との調整はあるものの、ある程度の確率で希望が叶うかも知れません。 ですが、進みたい会社の求める適性は変わらないので、訓練を通して変化がなければ、自社養成の時と同じく、採用されない可能性もあります。 航空大学校の学費等は、他の方の回答して下さっている通りだと思います。
航空大学からANAへの就職率は40%程度です。 JALがしばらく採用していませんがこの先数年で再開するでしょう。 航空大学全体的な就職率は90%程度が何らかの所へ パイロットとして就職されています。 自社養成訓練生は当然ですが訓練さえ終了出来れば全員採用です。 20%くらいは途中で技量不足で訓練中止に成る場合も有ります。 航空大学の費用ですが、 入学料、授業料、寄宿料等は以下のとおりです。 ① 入 学 料・・・・・・・ 282,000円 ② 授業料年額・・・・・・ 736,680円 ③ 施設設備費・・・・・・帯広フライト課程 250,000円 宮崎フライト課程 250,000円 仙台フライト課程 300,000円 ④ 寄宿料月額・・・・・・ 1,500円 ⑤ 光熱水料、食費等・・・ 実 費 以上です。
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