偏差値48の高校に通っている高校1年生女子です。 将来放射線技師になりたいと思っています。 調べてみると不安なことがたくさん出てきたので実際はどうなのか教えて欲しいです。

①大学と専門学校ではどのくらいの給料の差があるのか。 国立病院機構の採用ページによると大卒かそうじゃないかで1万1千円異なります。 https://kanshin.hosp.go.jp/files/000193662.pdf 済生会や公立病院等の国家公務員に準ずる待遇と記載のある病院はおそらく同じです。 そうでない私立の病院は様々です。全く同じという施設も何万も違う施設もあります。 ①給料以外の他になにか差 就職の幅が専門学校だと狭い。そもそも、自分って放射線技師向いてないなって気が付いた時、大卒だと普通の大卒者と一緒に就活をして医療機器メーカー等に就職したり等できる可能性があります。医療機器メーカーの様な大企業は通常は大卒者のみ採用します。 専門学校卒は高卒と一緒なので、大学に行けば放射線技師＋大卒の資格が、専門学校だったら放射線技師の資格だけが取れる。そうイメージすると良いです。 ちなみに病院でも同じで、企業系を筆頭に大卒者しか採用しない病院も存在します。（そもそも大卒者以外は同じ企業にいないみたいな感じ） つまり大卒者に採用を限定するのは合法なので専門学校卒だと絶対に就職できない病院が存在します。 ②将来子供が欲しいと考えているが、被曝による子供への影響はないのか。 全くない。個人線量計を用いて被曝量は常に監視されている。貴方が妊娠したことを申し出た日から、出産までの累積被曝量は極めて少ない水準で抑える義務が病院にある。 あと、放射線技師は防護について系統だって大学で学ぶので被曝しそうな時に身を守る術を知っている。ぶっちゃけどこの病院でも被曝量が多いのは医師、看護師と（事故が起きた時には）薬剤師であることが多い。 あと、統計的に見て、医師や看護師よりも、CAとかパイロットとかの方が被曝量が多いが統計的には今のところ何も起きていない。 ②産休が取りにくかったり、残業や夜勤などで子育てと仕事の両立が難しかったりするということはあるのか。 難しい。育休どころか産休を取らせるのすら難しい病院は多い。単純な話で100人職員がいる病院では5-10人が医者で80-90人が看護職員、残りが放射線技師とか薬剤師とか。ぶっちゃけ100人規模でも放射線技師は1人の場合だってある。育休や産休どころか有給休暇すら消化に難儀する病院は多い。 放射線技師は200人規模の病院でも数人しか生息していない希少生物だし。 実際、結婚や妊娠を機に退職する人は多い。 ③就職が難しいと聞いたがそれは本当なのか。また、一生放射線技師として働くことは難しいのか。 大病院に就職するのは国立出とかの人でないと難しい。放射線技師的に小さい病院（それでも職員数は数百人！立派な大企業。）に就職すると一生放射線技師として働くことは難しい。だって、出産する希望あるんやろ？続けられんと思う。出産するなら放射線技師だけで数十人いる大学病院に準ずるレベルの病院に就職しないと厳しい。 ④資格の更新が必要だと聞いたが、そこで落ちるともう一度放射線技師の国家試験を受けなければいけないのか。 更新は今のところない。ただ、業務拡大等に伴う法定研修が発生することがある。不定期で１０万円くらい飛んで行くので涙涙。