交通量調査って、どういったことに利用されていますか？

交通量調査には、鉄道と道路の2種類があります。 鉄道ではOD調査が主で、乗った駅と降りた駅の調査になります。 道路のOD調査の場合は、高速道路や有料道路の場合は各料金所で調査され、一般道路の場合はインタビュー形式で行われます。 道路のOD調査以外では、通行車両の種別毎や時間ごと通行量を調査しています。 鉄道での利用は、ダイヤ編成や時間帯による多連結車両の運行や臨時列車の増発に利用したりします。 場合によっては、複々線区間の検討やホームの延長検討資料になると思います。 国土交通省では5年毎に交通量調査を実施して、交通量センサスを都道府県毎に作成してバイパスの必要性や道路の拡幅で処理できるか、という判断材料の基礎資料としています。 細かい使い方としては、交差点での右折や左折レーンの設置や直線レーンの増設等を行って円滑な通行ができるようにしています。 また、通行量の支障となる踏切等の立体交差化や都市計画道路の新設等の基本資料となっています。