その後、その工事をどこに受け持ってもらうのかを競争入札し決定する。」といった流れだと思います(誤って認識していたら訂正お願いします) そのうえでの質問なのですが、よく、阪神高速(道路株式会社)が発注の~やNEXCO発注の~などよく耳にします。 これら高速道路会社は土木の視点で見ると発注者となるわけですが、実際に計画案を独自に練りその計画案を大臣に直接提出している、ということで間違いないでしょうか? それとも実際は国や地方自治が根本の発注者で、その命(めい)を受けての事業展開なのでしょうか? きちんとした工程が知りたいのでどなたかご回答お願いしますm(__)m
阪神高速もNEXCOも元は公団だった訳ですが、「公団」でしたら質問者さんの発注者のカッコにそのままはめこんで結構です(でした)。 今は各公団は民営化されていますので、今は、旧道路4公団の民営化後の各高速道路会社(NEXCO3社、本四、首都高、阪高の6社)の上に『独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構 http://www.jehdra.go.jp/』という組織があります。言うなれば国土交通省大臣の部下の一部みたいなものです。各高速道路会社は機構から道路を借りて道路を営業し、料金収入から「決められた管理費」を差し引いた額を機構に納めます。この「決められた管理費」の中で管理しきれなければ赤字、無事収まれば黒字ということです。ただ過度に黒字を出すとこの「決められた管理費」が削減されるルールとなっています。機構は6社からの料金収入で旧4公団の借金を返済してゆきます。 さて、国の開発計画などにより、ある高速道路の建設が必要となった場合、国はその路線の最寄の高速道路会社に建設を打診します。(公団でなく民営化された会社なので昔のように「命令」はできない。) 会社は建設費を概略見積もり、またその道路の採算性も検討します。採算に合うとなれば、「いついつまでにいくらでどのような道路を建設します。」という内容の協定(一種の契約)を機構と結びます。当然この協定は国に事前に内容チェックされています。この協定に基づいて、機構が出したお金でその計画道路を測量し、設計し、建設します。測量や設計は建設コンサルタント会社に、土木工事などは建設会社に、設備工事などは電機メーカーなどに「発注する」わけです。完成した道路は高速道路会社が発注者として完成具合を吟味し、施工業者から受け取るわけですが、高速道路会社のものになるわけではなく、お金を出した機構のもの(言うなれば国の物)になります。ただし開通する時にまたその高速道路会社に貸出され、その会社の営業路線に加わるのです。
疑問に思っていたことが理解できました。 ありがとうございました。
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