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学習塾教師

学習塾教師

学習塾教師になるには

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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。転職してこの仕事をする人も多い。大規模に教室展開している学習塾では、新規学卒も含め、定期的に採用活動を行っているところもある。大手の塾のように研修システムが整っているところもあるが、多くの場合、実際に仕事をしながら経験を積み、より高度な指導技術や教科に関する知識を身につけていくこととなる。独立開業し個人で塾を運営する場合もある。

担当の教科について指導できる基礎学力をもっていることは当然であるが、生徒や保護者からの信頼を得ることが大切であるので、人柄や意欲も重視される。また、保護者や生徒の要望を把握し、きめ細かな対応を行う心遣いが必要である。

仕事内容

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民間の教育機関である学習塾において、小学生、中学生、高校生等を対象に学習指導をする。学習塾の規模や形態は、大人数を一斉に教える大きな塾から、個別指導が中心の塾まで様々である。また、塾によって、学習の目的にも違いがある。学校の授業の理解を補う補習塾、志望校を目指して受験指導をする進学塾など、目標や学習レベルがそれぞれ設定されている。それぞれの塾の指導方針と運営形態にしたがって指導の内容や方法を決め、カリキュラムを練り、問題を作り、テストの採点をして個々の生徒の課題を分析する。また、保護者会や個別相談で、学習や進学に関する説明やアドバイスを行う。

いずれの塾でも、生徒ひとりひとりの能力に応じて対応し、保護者や生徒に満足感をもってもらわなければならない。勉強を教えるプロとして、担当教科の内容をしっかり把握し、生徒が興味を持つように教え、成果を上げることが求められる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン

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働き方の特徴

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勤務先は学習塾であり、職場は全国に広がっている。数の上では教師個人が経営する小さな塾が多いが、情報力や教材開発力のある大規模なチェーン学習塾の展開が進んでいる。就業者には正社員もいるが、副業やアルバイトで時間講師として勤務する者も多い。

塾が始まる時間は午後1~2時ごろ、終わる時間はだいたい夜10時ごろであり、学校が休みである土曜日や日曜日に授業やテストなどを行うところも多い。学校の夏休みや冬休みに合わせて集中講座を行う場合もあり、その際には朝からの勤務もある。時間講師の場合は自分の担当する授業に合わせて出勤することになる。賃金は、常勤であるか時間講師であるかなどによって異なるが、能力や実績に応じて高収入を得られるところもある。

少子化により生徒数が減少、業界の再編成も進んでおり、ビデオ授業やe-ラーニングの普及、プログラミング教育の導入など、学習塾も多様なニーズに答えるため、特色あるカリキュラムの作成や教材の工夫等きめ細かな対応が求められている。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    70,330

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    171時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    418.4万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    38.1

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    22.4万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    1.31

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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