海上保安官についての質問です。 先日受けた海上保安学校の一次試験に合格し、来週二次面接があります。 海上保安官についてわからないことだらけなので、教えていただけないでしょうか？

要は、「なぜあなたが海上保安庁を選んだのか」ですから アドバイスも何も自分の中に答えがあるはずなのですが（笑） 恐らく、手当たり次第、公務員系の試験を受けて、 たまたま海上保安学校試験が受かったので、 面接で建前として言える理由を考えておられるのだと思われますが… でも、現職の方たちも、「とりあえず受かったから」という理由で 入庁してきた人たちもたくさんいますので、仮にそういった理由で 入ったとしても全然責められることではありませんので、建前的な 志望理由を考えてみます。 女性海上保安官は、船に乗って最前線で事件事故の捜査や 犯罪者の取締りを行っている人もいれば、 保安部で事務系の仕事を行っている人もいます。 比率でいうと、陸上で事務系の仕事をしている人の割合が多いです。 しかし、航海・機関・主計の船舶運航システム課程は、 学校卒業して最初は必ず船での勤務になります。 船での主計科の仕事は、調理と、 船内の物品管理、乗員の被服や勤務時間管理などの 事務仕事があります。 事務仕事は、主に階級が上の人がやりますので、 学校出の人は、主に調理がメインになります。 そして、海難や事件などがあれば、 船の乗組員全員で対応しますので、 主計科であっても救助に行きますし、 事件の捜査、場合によっては、犯罪者の取調べを することもあります。 このように海上保安庁の船は、 陸の消防の様に救助もするし、 警察のように犯罪の取締りもします。 また船以外の陸上の部署でも、色々な事務系の仕事があります。 海上保安庁の仕事の特色としては、 本人が希望すれば、一つの職種に限定されることなく、 船に乗って救助の仕事も出来るし、犯罪の取り締まりも出来るし、 事務系の仕事だって出来ることです。 志望動機としての理由を考えると、 海上保安庁では、主計科とかベースの仕事がある程度決まってても、 海難救助や犯罪捜査など、色々な仕事に携わることが出来るのが 他の組織と違うところなので、上手く志望動機に組み込めたら いいのではないでしょうか。 そして、女性ならずっと船での勤務が続くことは、あまりなく、 大抵、陸上部署での事務系の仕事もさせられますので、 最初は、船で調理と救難や取締りの仕事に携わっていき、 将来的には、陸上での経理などの仕事をすることにも興味が あります、的なことを言ったらいいのではないでしょうか。 まあ、現職の方にも、面接で建前無しにありのまま受け答えして、 合格してきた人もいますのでそうそう心配されることはないと思います。 恐らく面接担当者は、受験生が、入庁してもやっていける人材かどうかを 見ていると思います。 船での仕事が基本になりますから、必然的に団体行動となり、 協調性の有無が重要視されます。 そして、苦しくても簡単に仕事を投げ出さない責任感のある人間かも見ています。 主計科は船の中で調理する訳ですが、大時化で 船が揺れているとき、船酔いになりながらも、当然料理を作らなくてはいけません。 大きな船で乗員が約30名、主計科の中の調理担当人員は３名です。 ３人ならば１人あたり１０名分の調理を担当、でもあなたが船酔いで 調理が出来なく仕事を投げ出してしまえば、残りの２人が１人あたり１５名、 一気に５名分も余計に他の人に負担が掛かってしまいます。 ですので、そこらへんも上手くアピールポイントとして、 苦しくても簡単に仕事は投げ出さず、頑張る、ということを 言えたらいいのではないかなと思います。 二次試験がんばってください＾＾